バドミントン楽しい!試合に出てみたい!となった時に気にしなければならないのが、
・ルールちゃんとわかってない!
・負けたら審判?できないかも
ではないでしょうか?スポーツをする上で、ルールって難しい面もありながら、みんなが楽しみながら行う上で大切なものです。
今回はダブルスに絞って紹介していきますので、記事をしっかり読んで、試合に臨んでみましょう!!
バドミントンの点数・ゲーム数は?
バドミントンのゲームは21点3ゲーム、2ゲーム先取のラリーポイント制です。ダブルスもシングルスも、子供も大人も正式な試合はこの点数、ゲーム数で行います。
※ラリーポイント制とは、サーバ権に関わらずラリーに勝った方にポイントが加わることです。
※20対20(デュースといいます)になったら2点連続で取った方が勝ちです。ちなみに、29対29になったら、30点目取った方が勝ちになります。
試合時間の関係などにより、15点3ゲームや、21点1ゲーム、11点3ゲームなど独自ルールを設けて試合を開催する場合もあります。試合では相互審判で行ったり、負けた人が審判、本部から指示があったチームが審判、など試合に入らない人が審判をすることが多いです。
試合の流れで抑えておきたいポイント
①ペアでファースト・セカンドを決める
②挨拶をしサーブ権・エンドを決める
③ラブオールプレーでゲームスタート
④英語で点数を数える
⑤インターバルを取る
⑥マッチポイント・ゲームポイント
⑦ゲーム終了
①コートに4人集まったら、パートナーとファーストサーバー、セカンドサーバーを決めます。
その名の通り先にサーブを打つ、もしくは受ける側(右側)に立つか、左側に立つのか、ポジションを決めます。
②軽く挨拶を交わし、サービス権とコートを決めます。決め方は主にじゃんけんが多いですが、コイントス、ラケット回し、シャトル落としなどを行い、勝った方が「サーブ権」「サーブレシーブ権」「コートエンド」を選ぶことができます。
あれ?と思った方もいると思いますが、3つの選択肢のうちじゃんけんで勝った方がレシーブを選んだ場合、必然的に負けた方がサーブを打つことになります。じゃあコートエンドは誰が決めるの?と思う方もいると思いますが、以下のようにルールブックに記載があります。
競技規則第6条
第1項
プレーが始まる前にトスが行われ、トスに勝ったサイドが、次の(1)か(2)のいずれかを選ぶ。
(1)最初にサービスするか、レシーブするか。
(2)マッチ(試合)開始のとき、そのコートのどちらのエンドを選ぶか。
第2項
トスに負けたサイドは、残りを選ぶ。
ということは、勝った方がサーブかレシーブを選ぶ、もしくはコートエンドを選ぶことになります。
コイントス:表か裏か選んで出た方が勝ち
ラケット回し:ラケットヘッドを床につけて垂直に持ち回します。グリップが向いているコートが勝ち
シャトル落とし:シャトルを床に落としコルクが向いている方が勝ち
③サーブとサーバーが決まったら「ラブオールプレー」の合図でゲームを開始します。0-0は全て右側から始まります。サーブ権を持っている点数の奇数であれば左側から対角線に打つ、偶数であれば右側から対角線に打つ、ことになります。
④点数の数え方は全て英語で連続して発します。ポイントを取った方を先に、Aペアがラリーを制したら「ワンラブ」、次もAペアが制したら「ツーラブ」、次にBペアが制したら「ワンツー」という感じで数えていきましょう。
同点になった場合は「オール」という言葉を使います。
もう一度Bペアがラリーを制したら「ツーオール」ということです。
⑤「イレブン」に到達したらインターバルがあります。公式ルールでは1分間の水分補給や汗を拭く時間です。
仲間内や、市民大会などでは「インターバル取ります!」「インターバルいらないです!」などお互い声を掛け合っています。
⑥「ツウェンティー」を迎えたら「ツウェンティーゲームポイント(相手の点数)」と言います。1ゲーム目であればゲームポイント、2ゲーム目であればマッチポイントと言葉が変わります。
⑦21点が終われば、コートチェンジ、ゲームの勝敗が付けば挨拶をして終了です。
こちらも知っておくといいかも↓↓
チェンジコートのタイミングは、
(1)第1ゲームを終了したとき
(2)第2ゲームを終了したとき(第3ゲームを行う場合)
(3)第3ゲームでどちらかが最初に11点に達したとき
休憩(インターバル)は、
各ゲームで一方のポイントが11点になった時、60秒を越えない休憩(インターバル)を設ける。
ゲーム間は120秒を越えない休憩(インターバル)を設ける。
【要チェック】試合の流れをイラストで確認
画像を使って試合の流れを見ていきましょう!ライオン・パンダペア対キリン・ゾウペアです。
サーバー、レシーバーともに準備が完了したら、サーバーは右サービスコートから相手コートの右サービスコートに向かってサービスします。
レシーバーは、サーバーがシャトルを打ったら自由に動くことができます。サーブが打たれるまでは両足を床につき止まっていなければなりません。
相手からのサービスが自コートのサービスコートに入るようならレシーブします。コート内に入らないと思ったら見送り、アウトになれば自チームの点数になります。サーブを返してからは自分のサイドならどこから打っても構いません。
キリン・ゾウペアがラリーに勝ったため、ワンラブとなりサーバーはゾウになります。自分(達)の得点が偶数なら右から、奇数なら左からサービスを行います。
サービス側がラリーに勝った場合、同一サーバーが左右を変えてサービスを行う。そのため、ゾウが右側に来ています。
ライオン・パンダペアがラリーを制したのでサーブ権が変わります。先ほどライオンがサーブを打っていたので、パンダが打ちます。
次はキリン・ゾウペアがラリーを制しましたので、キリンにサーブ権が移行します。サービスが戻ってきた時には前回と異なるプレーヤーがサービスを行うことになります。
これをやったら反則!覚えておこう!
初心者の方で反則が多く見受けられるのがサーブ場面になります。シャトルは、115cm以下の高さ(腰の位置あたり)から、上方に向かって打ちます。
サービスのミス・失点になるのは?
・相手のレシーブエリアにサービスが入らなかったとき
・両足が床についていない状態でサービスしたとき
・サービスしようとして途中でラケットの動作を止めたとき
・シャトルを床から 115cmより高い位置から打ったとき
・レシーバーでない選手がレシーブしたとき
サービスのやり直しもあります!
・レシーバーの体勢が整っていない状態で、サービスしたとき
・サービスまたはレシーブする選手の順番を間違えたとき
・間違ったサービスコートからサービスしたとき
・レシーブエリアに入っていないサービスをレシーバーが誤って打ち、かつ相手コートにシャトルを返せなかったとき
・プレー中にシャトルが分解したとき
・プレー中のシャトルがネットの上にのったり、ネットを越えてからネットに引っかかったとき
・その他、不測の事態でプレーが中断されたとき
サーブ場面以外ではこんな反則を注意しよう
- 足、服、体がネットを越えて打つこと
- 体やウェアにシャトルが当たること
- 同じプレイヤーが二回連続で打つこと
- ダブルスで同じチームの2人が続けてシャトルを打つこと
- プレイヤーが主審の許可なくコートを離れる
- プレイを故意に中断し、時間稼ぎをする
- シャトルをいじり、スピードをわざと変える
- 不愉快なふるまいをしたり、暴言を吐く
これらは、「フォルト」となり相手のポイントとなります。
初心者同士の試合の場合、「それ反則じゃないかな?」ということがあります。知らなかった!なんて方も多いので、こんなルールがあるんだよ、と伝えれるといいですよね。
まとめ
打てるようになったから、試合やってみたい!と思っても「ルール」や「点数の数え方」などに不安を抱えていらっしゃる方も多いですよね。今回紹介した内容も沢山で覚えれない、なんてこともあるでしょう。
だからといって、試合参加に躊躇せず、試合をやりながら覚えていったほうが呑み込みが早かったりします!
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KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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