こんにちは😊
シャトルの筒のフタに番号があったりしますよね?
その番号にどんな意味があるかご存じですか?
実はこの番号はバドミントンのシャトルにとって大事な要素があります💡
今回はシャトルの番号について解説します💪
シャトルの番号の事を知って、バドミントンをもっと楽しくプレーしましょう🙌
シャトルの番号とは?
番号の名称
シャトルの筒のフタの番号の名称は『温度表示番号(スピード番号とも)』と言われ、数字が大きいほど飛びやすいシャトルになります。
番号によって、シャトルの飛びが違う理由は、バドミントンのシャトルは室内の温度や気圧などの影響で飛びやすさが変わります。
それに対応するため、その状況に適したシャトルを選ぶために番号があります。
シャトル番号は①~⑦まであり、一番下の番号の①のシャトルは飛びにくく、⑦のシャトルは飛びやすいシャトルになります。
お店で販売されているシャトル番号は②~⑤が多く、①や⑦の番号は見る機会が珍しいかと思います。
季節ごとに適したシャトル番号は以下のようになります。
季節 | シャトル番号 |
夏 | ①・② |
春・秋 | ③・④ |
冬 | ⑤・⑥・⑦ |
次にシャトルが飛びやすくなる理由を解説します💪
シャトルが飛びやすくなる理由
シャトルが飛びやすくなる理由は体育館内の気温や空気の気圧などの周りの環境に影響を受けやすいためです。
そのため、夏場や冬場でシャトルのコンディションが変わります。
夏場 気温が高く、周囲の密度が薄く空気抵抗の影響が少ない状態でシャトルが飛びやすくなる。 冬場 気温が低く、周囲の密度が濃くなり空気抵抗の影響によりシャトルが飛びにくくなる。 |
また、冬場でも暖房の設備等があると低い番号のシャトルが適している場合が多いです。
他に山の上などの標高の高い場所では気圧の影響(空気が薄いなど)でシャトルが飛びやすくなるので冬場でも番号通りではなく低い番号のシャトルを使用するケースもあります。
まとめると、普段は温度表示番号表どおりに使用出来ますが、シャトルに影響がある場所では飛び具合で番号を変える対応が必要なります。
次はシャトル番号の適正について解説します!
シャトル番号の適正
番号による適正
シャトルの番号(温度表示番号)はそれぞれに適した温度が明記されています。
YONEXのシャトルを参考にして見てみましょう。
《 YONEX 水鳥シャトル温度別適正分類表 》
温度表示番号 | 適正範囲温度 |
① | 33℃以上 |
② | 27℃〜33℃ |
③ | 22℃〜28℃ |
④ | 17℃〜23℃ |
⑤ | 12℃〜18℃ |
⑥ | 7℃〜13℃ |
⑦ | 7℃以下 |
表では①〜⑦まで番号があり、温度によって分けられています。
これらのシャトルに番号による飛距離の違いが発生する理由はシャトルが作られる際の羽のわずかな角度や歪み、重さの違い等で違いが発生します。
シャトルの製品工程の際にシャトルを飛ばし、その飛距離によって番号が決まる形になります。
お店では②〜⑤の取り扱いがありますが、①や⑦をあまり見かけないのは適正範囲温度に該当する時期が短いのもあって長い期間でも使える③や④よりは少なくなります。
ナイロンシャトルにも番号がある
実はナイロンシャトルにも水鳥シャトルと同様、温度によって適正シャトルが変わります。
ナイロンシャトルにも温度別適正分類表があり、水鳥シャトルと表記は違い番号ではなく英語表記になります。
また、キャップの色でも判別できます!
《 YONEX ナイロンシャトル温度別適正分類表》
キャップカラー | 適正範囲温度 | |
2-SLOW | イエローグリーン | 32℃以上 |
SLOW | グリーン | 22℃〜33℃ |
MIDDLE | ブルー | 12℃〜23℃ |
FAST | レッド | 0℃〜13℃ |
こちらもお店ではMIDDLE(ブルー)を見る機会が多いと思います。
バドミントンの試合では水鳥シャトルを使うことがほとんどなので、2-SLOW(イエローグリーン)やFAST(レッド)のナイロンシャトルは珍しいと思います。
あと、意外にもメーカーによって取り扱いのシャトルでシャトル番号が決まっている事もあります。
次はそれを見ていきましょう!
製品から見るシャトル番号
製品によるシャトル番号の取り扱い
〇ニューオフィシャル
温度表示番号:1~7素材:水鳥羽根+天然コルク日本バドミントン協会第1種検定合格球 |
〇エアロセンサ500
温度表示番号:1~6素材:水鳥羽根+天然コルク |
〇エアロセンサ300
温度表示番号:2~5素材:水鳥羽根+2層コンポジットコルク |
〇メイビス2000P(ナイロンシャトル)
分類:2-SLOW / SLOW / MIDDLE / FAST素材:ナイロン+天然コルク |
(画像:YONEX HPより引用)
最後に
いかがだったでしょうか?
季節によって適した番号のシャトルを用意することで、バドミントンのプレーに影響がでます。また、ナイロンシャトルにも分類があったのは驚きでしたね!
シャトル番号の適正をマスターして、楽しくバドミントンの試合で活用して下さい😊
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