バドミントンを始める!といっても、みんながみんな同じタイミングで始めるのは難しく、先に始めた人たちに追いつこう!と練習に打ち込むかと思います。
私も小学6年生の頃に始めましたが、入ったクラブチームは同学年の子たちは全国大会に出場するようなレベル。勿論そんな子たちとは練習できず、コートにも入れずコート外でヘアピンや壁打ち、フットワークばかりでした。
ラケットにシャトルを当てれられる、動けるようになって徐々にチームの練習メニューに入っていけるようになりますが、私は結構時間がかかった記憶があります。それまでは別メニューのことが多く、みんなに混ざれるまで結構時間がかかります。
今回ご紹介する上中下の体回りショットができると、ラリーができるようになります。だからコカケアでは初心者の方には「上中下の体周りショット」を徹底的に取り組みます!
当たる楽しさ、ラリーが続く楽しさを感じてもらいます。
レッスン生さんも、うまく当たった、うまく当たってない、の違いはわかるようで、集中して取り組むことができるでしょう。では、上中下の体回りショットについて解説していきます。
バドミントン初心者練習メニューを確認
どの年代でも、最初にこの練習に取り組むことをおすすめします!2人一組で簡単に行うことができるので、部活動やお家でも、練習メニューの合間にでも取り組んでみてください。素振りで行うのも大切ですが、ノックを出してくれる人、コートがあるなら、素振りよりもシャトルに当てる感覚を掴む練習にが良いです!
【まずコレ】バドミントン初心者におすすめ!身体まわりのショットを身につける練習
全体を通してチェックしてほしいポイントは、関節を緩く使ってラケットを振り切っているところです。
- フォアハンド下
- フォアハンド中
- フォアハンド上
- バックハンド下
- バックハンド中
- バックハンド上
10本ずつ行っていきます!10本連続して気持ちよくできたら、上→中→下、下→中→上、など組み合わせて連続しておこなってみましょう。
全て山なりの球出しを意識しよう!球出しポイント
山なりの球だとコルクが下に向く瞬間の見極めがしやすいです。逆に真っ直ぐ飛んでくる球は飛んでくる速度が早く、合わせるのが初心者の方には困難でしょう。慣れてきたら、上手投げも入れて色んな軌道の球に合わせる練習をしていきます。
ノッカーは打ち易いところへ投げる、そしてラケットに当てる瞬間に「はいっ、はいっ、はいっ」と声を掛けてあげると、受ける側はシャトルに合わせ易いと思います。
このノックで一番大切にして欲しいことは「気持ちよく打たせる」ということです。まだバドミントンを始めたばかり、バドミントンを好きになってもらうためにも実践を意識するよりも、気持ちよく当てて楽しく練習に取り組んで欲しいです。
山なりに投げるのは「放り投げる」イメージで、上手投げはダーツや紙飛行機を投げるイメージを持ってください。
各ショットのポイント確認!
練習をする前に、イースタングリップで握れているかの確認を行ってください。親指と人差し指の間、V字部分とグリップの間に隙間があるかも確認してください!ここは、当てる瞬間に握る部分になります。
今回紹介している動画では、一か所でフォアバック上中下と行っていますが、使えるコートがあるならそれぞれの場所(右利きのフォア奥ならコートの右後ろ)に移動して練習できると、ショットのイメージが湧きやすいので、場所移動しながら取り組んでみてください。
フォアバック下
サーブやロブのショットに当たります。下からラケットを出して上に飛ばしますが、この時に気をつけたいポイントは3つです。
手首を立てない伸ばさない、自然なポジションでラケットを握る。肘を引いて肘を出すイメージで振り子のようにラケットを振る。インパクトの瞬間だけ力を入れる。
フォアバック中
ドライブやレシーブをする時と似ています。
フォアバックの下でからのショットと同じ点を注意しながら、体重移動を意識しましょう。
写真のように左利きであれば、右足乗っていた体重をインパクトの瞬間に合わせて左足に移動する。移動することで、右足(踏み込んでない方の足)の踵が浮くイメージです。
中を打つときはシャトルを真っ直ぐ飛ばしてほしいのですが、上に上がるなら振り遅れている、下に打ち付けてしまうのであれば振りが早すぎる、と覚えておきましょう。
フォアバック上
クリアーやスマッシュなどのショットに当たります。特に意識してほしいのは、体に近すぎる場所で当てないことです。
体に近ければ近いほどシャトルとの距離感を感じ易いからだと思いますが、窮屈そうに打つと力がうまく伝わらず、飛ばない、弱い球になってしまいます。
肘が軽く伸びた状態で当てることを意識してみてください。
最初は、ラケット面を先に作ってからシャトルに当てに行き、手の腹(親指下)で押し出すイメージでラケットを振ってください。ラケット面を作る→肘を後ろに引く→シャトルに面を当てにいく→押し出すです。
バックハンドは…
手首の回外運動ができるように、手首が伸びすぎないよう、折れ過ぎないよう、意識してください。フォアハンドに比べ可動域が少なくなることで「思いっきり振れない、だから飛ばない」と思う初心者の方がいますが、バドミントンは「コンパクトな振り」で弾くように打つことで強く遠くまで飛ばすショットが打てます。苦手意識を持たず、練習しましょう!
できるようになったらステップアップ!
オーバーハンドストロークの練習に取り組みましょう!
【基本が大事】バドミントン初心者がスマッシュを打つためにはこの練習から
シャトル投げをしながら、フットワークと飛ばすための体の使い方を学んでいきます。シャトルを持っていないほうの手の動きも確認してくださいね!動画を見ていただければわかると思いますが。青い線を超えたあたりから、1、2とステップを入れて3で投げながら前に出て4とタイミングを取っていきましょう。
小さい子には、コルクを前に飛ばすことを教えてあげましょう。子供にやらせてみると、放物線を描くことが難しく、下に打ち付けるように投げたり、回転がかかったりします。
コルクが前を向いて飛ぶように投げなければ、遠くまで飛びません。
このシャトル投げがうまくなると、ボール投げも上手くなるので、学校のドッチボールで上手く投げれない!という子がいれば、この練習をしてみてください。
こちらの練習もおすすめ!フットワーク9種
初心者ではない方も、この動画を見るのはおすすめです!基本の動き方が分かるのは勿論、ノッカーが四隅とサイドをしっかり狙って出しているので、ノックを上げる側でお悩みがある方は参考になると思います。
V字やくの字、対角線などはバドミントンにおいて必ずと言っていいほど動かされる形です。初心者のうちは相手のいないところ、いないところを狙う戦術が多くなります。この動画のメニューは繰り返し取り組んでいきましょう!
まとめ
ラリーするのが楽しいから、とすぐに打ち合いに入ってしまいがちですが、まずは体周りのショットを上手く腕を動かして打てる練習に取り組んでいきましょう。ヒットポイントや腕の振り方、体重移動、当たったときの打球音など、一つ一つ意識ができるといいですよね。
動画は後ろからの映像が参考にしやすいと思います。肩と肘回りをよーく観察してみましょう!
余裕があれば、自分の打っている姿も動画で撮ってみて比べてみてください。
この練習したことある!というKOKACAREバドミントンスクールのレッスン生さんは、自分の動画とひでコーチ、Yuko コーチの打ち方を比べてみてください。
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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