こんにちは😊バドミントントレーナーのYukoです。
今日はジュニア選手の技術力をアップさせるためのコツ!!これについて紹介していきたいと思います。
『バドミントンをやっている子供にいつどんなトレーニングをさせるといいの?』
バドミントンの技術をさらにアップさせてあげたい!
こんなお悩みを持っている、親御さんや、ジュニアのコーチの方必見です💪
今回は『ゴールデンエイジ』と呼ばれる、8歳から12歳のころの時期について詳しくお話ししていきたいと思います!
このゴールデンエイジって、人生で1度しか訪れない、運動能力の基礎となる部分が格段にパワーアップする時期なんです😊
この時期逃したくはないですよね!
では、詳しい説明に行きましょう!!
ゴールデンエイジとは??
実は、成長期の子供には年齢ごとに、こんな運動をすると身につきやすいよ!というのが研究でわかっています。
▼3歳から12歳 (神経系の発達) ▼10歳から15歳(心肺機能の発達) ▼13歳から18歳(筋力の発達) |
これを意識しながら、適切な時期に、適切なトレーニングを積むことで、バドミントンだけでなく、他のスポーツにでも、運動能力を高めることが出来るんです!
この中でもゴールデンエイジとは、神経系の発達時期のことを言います。
ポイントは2つあります!
1つ目、神経系とは、『自分が動かしたいように身体を動かす能力のこと』
2つ目、神経系は5歳~8歳までに急激に発達して、成人のおよそ80 %、
そして8歳~12歳には約95%まで完成することがわかっているということです!!
(引用)「どの子ものびる運動神経」かもがわ出版
つまり、12歳以降の、運動神経と呼ばれるようなものは、この時期にほぼ決まってしまうんです。
そして、8歳から12歳にかけての、神経系が完成する時期のことを『ゴールデンエイジ』と呼びます👍
即座の習得とは
ゴールデンエイジの時期の特徴は
『即座の習得』これです!
もう1度言いますね!
即座の習得
これです!!なんかカッコイイ技のような名前ですよね!
即座の習得はバドミントンの技術力UPにとっても大切になります。
簡単に言うと、見ただけでマネできてしまう能力のことです!
例えば、大人の方に初めてハイバックを教えるとしましょう。
まず、足はこうやって出して、肩ひじ手首の順番に動かしてラケットを振る。
こんなように、打ち方や使い方を言語化することで、理解して打てるようになるパターンが多いです。
ただ、ゴールデンエイジの時期には
『はい!見本を見てやってみよう!』
これでできてしまったりします😊
これが、即座の習得です。
また、この時期に習得した動作は、大人になっても落ちないなんて特徴もあるんです!
子供のころだけ、バドミントンやっていた方が、久々にやっても当たり前に、フェイントなどを打てるのも、こういった影響もあるのかもしれません。
教え子やお子さんの技術力UPには、とっても大切な時期ですね✨
即座の習得を可能にするコツ
即座の習得を可能にするためにも、大切なポイントが2つあります😊
①プレゴールデンエイジに様々な運動を経験しておくこと
1つ目はプレゴールデンエイジの過ごし方です。
プレゴールデンエイジとは、5歳~8歳までの神経系が急激に発達する時期のことです。
この時期になるべく沢山の運動や身体の動かし方を覚え、神経回路を発達させておくことが大切です。
ゴールデンエイジの時期に誰しもが「即座の習得」ができるわけではありません。
その前の時期に、土台として、色々な身体の動かし方ができることで、即座の習得のレベルも変わってきます。
ボールの投げ方を知っているから、スマッシュを打つ時の動作と無意識につなげられる。
綱を引く動作だって、ボールを掴む動作だって、知っていることで、瞬時に組み合わせることができるんです。
プレゴールデンエイジにどんなトレーニングをしたらいいかについては、こちらの動画をご覧ください。
②競争心やゲーム要素を入れる
2つ目のポイントは、ゲーム要素を入れたり、競争心を掻き立てたりすることです。
この時期は、自我が芽生え、競争心が生まれます。
即座の習得は、誰かにやらされて、身につくものではなく、子供の好奇心や競争心によって高まると言われています。
バドミントンだったら、誰かに勝つために、高度な技を覚えたり、カッコイイからという理由で、打ち方を真似したりします。
そういった、楽しいから、興味があるから、勝ちたいからというのを優しく見守ってあげることもとても大切です。
抜群の吸収力を持つゴールデンエイジの時期を、上手く活用していきましょう!
まとめ
今日は、ジュニア選手の技術力UPのコツについてお話しました。
ゴールデンエイジと呼ばれる、神経系が急激に発達する時期がポイントでしたね。
ゴールデンエイジの特徴は『即座の習得』といって、見ただけでマネできる能力が発達するということでした。
その為には、プレゴールデンエイジでしっかりとしたトレーニングをすること!
そして、競争心や好奇心を刺激し、それに対する子供の行動を優しく見守ってあげることも大切でしたね!
将来の技術力を左右するともいえる、このゴールデンエイジの時期を大切に過ごしましょう!
KOKACAREバドミントンスクールフィジカルトレーナー。中学校からバドミントンをはじめ、慶應義塾大学体育会バドミントン部でレギュラー選手になる。大手フィットネスクラブでトレーナー・マネージャーとして活躍後、パーソナルトレーニングスタジオKOKACARE立ち上げ。年間の施術人数は述べ2,000人を超える。
この記事へのコメントはありません。