こんにちは😊バドミントントレーナーのYukoです。
今日はこんなお悩みを持っている方に向けたお話しです!
『フットワークを早くする方法を知りたい!!』
『ネット前に詰めるのが遅くて悩んでいる』
フットワークの中でも前後フットワークスピードを上げるコツをお話ししていきたいと思います。
前後フットワークというと、色々な場面で使われますね。
シングルスではスマッシュ&ネットやスマッシュ&プッシュの場面が想像できますね。
勿論前後フットワークのスピードを上げるだけで、試合に勝てる!というわけではありませんよね💦
シャドーでフットワークしたものを、実際にシャトルを打ちながら行う、そして試合の中で当たり前に使えるようになる。
また、スマッシュを打った後、プッシュが打てるという状況を作るよということだって必要です。
そして、プッシュが打てる球しか返ってこないだろう??という読みだって大切ですよね。
ただ、その基礎であるフットワークスピードが低いことで、せっかく良いスマッシュ打って、前に詰めれそうなのに、詰めれない。
そうならないためにも、やっぱり土台を上げると意味でフットワークスピードを上げるということも、大切なことだと思うので、
是非参考にしていただければと思います。
論文紹介
今回はこちらの升佑二郎先生の論文をもとに、お話していきますね。
この論文では、関東大学1部リーグと3部リーグの選手に前後フットークをしてもらい、その動作をビデオで撮影して分析するというものでした。
その結果、1部リーグの選手と3部リーグの選手の前後フットワークスピードは、1部リーグの選手のほうが早かったそうです。
ただ、前に移動する時、後ろに移動する時、どちらかだけでスピードが速かった!!!
という結果だったんです👀
両方ではなく、どちらか一方なんて驚きですよね!!
皆さんどちらだと思いますか??
正解は・・・・!!!
前に移動する時のスピードです✨
後ろに移動する時のスピードやラケットを振る動作などでの差は、あまり見られなかったということです!!
前に出る時のスピードを速くするコツ
では、前後フットワークで、前に移動するスピードを速くするためにはどうしたらいいでしょうか?
ポイントは
『ステップの数』
これです!!
この論文では、1部の選手と、3部の選手で前に移動する時の違いはステップの数だったそうです!!
前に移動する際に、よりステップの数が少なかった選手がスピードも早くなっていた!という結果だったそうです。
この論文では、ステップの数というのが、歩数のことか、細かいステップのことかという記載はありませんでした。
前に移動する速さを速くするという意味では、歩数、細かいステップの数共に関係しているのではと思います。
前に詰めるということがわかっている時、無駄に沢山ステップを踏んでいないか??
前に出る時、歩数が多くなっていないか??
1つフットワークスピードをあげるポイントとして、意識してみるといいかもしれません😊
トップ選手のステップの数はどうなっているか??
じゃあ、実際にトップ選手ってどれくらいのステップの数、歩数でフットワークしているの!?
と気になったので、スマッシュネットの時の歩数で 調べてみました。
試合の中なので、自分が打ったショットや、相手の返球やポディションによって、ステップや歩数は変えていると思います。
なので参考程度に聞いてください!
今回は桃田選手と奥原選手を調べてみました。
桃田選手はストレートに移動する時は3~4歩、ステップは1つくらい
クロスに移動する時は、4~5歩、ステップは1つくらい
奥原選手はステップを2つくらい入れ、距離を調整しながら、ストレート、クロス共に4歩でした。
最初にも伝えたように、今回の話は、ただ歩数を少なくする!
ただステップを少なくする!
それだけが大事だよ!と言っているわけではありません。
自分のスマッシュのコースや、相手の返球によっては、細かいステップを入れて、カバーする力も大切です。
基礎であるフットワークスピードが低いことで、せっかく良いスマッシュ打って、前に詰めれそうなのに、詰めれない。
これも、トップ選手との差になりますよね!!
自分で前後フットワークをやる時、歩数はどうなっているか?
無駄なステップを入れすぎていないか?
試合をイメージして、やってみて下さいね✨
コロナウイルスの影響で、中々体育館での練習はできませんが、フットワークは外でもできます!
この機会にフットワークで差をつけましょう!!
KOKACAREバドミントンスクールフィジカルトレーナー。中学校からバドミントンをはじめ、慶應義塾大学体育会バドミントン部でレギュラー選手になる。大手フィットネスクラブでトレーナー・マネージャーとして活躍後、パーソナルトレーニングスタジオKOKACARE立ち上げ。年間の施術人数は述べ2,000人を超える。
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