こんにちは😊りえコーチです!
前回、シャトルキャッチの記事で「ラギングバックの説明はまた次回!」と説明したのを覚えていますか?
シャトルキャッチ
バドミントンが好きな人や、物知りな人は【ラギングバック】という言葉をご存知かもしれませんが、大抵の人は知りませんよね。
知っていても詳しく説明できなかったりするかと思うので、今回は私なりの解釈でラギングバックについて解説していきたいと思います。
ちなみにラギングバックとはバドミントン動作の一つで、わざわざ言葉にしなくても誰しもが無意識で動作に入っているような動きです。ただ、言葉を用いて頭で理解し体を動かすことで、強い球を打つときやフェイントをかけるときに効果があると思いますので、ぜひ読んでみてください!
ラギングバックとは
ラギングバックの正式な定義などはなく、検索しても解説されている記事や書籍では難しい用語と図の説明で、理解するのにとても時間がかかります。
下記の画像でイメージしてみましょう!
スイングを開始する際、腕を振る方向とは逆の、一旦後ろへラケットが振り出される動きがあるので、その後ろへ振り出されたラケットが、タイミングを遅らせて腕を追いかけるように振られる様を現しています。これを意識して行う目的は、関節を利用した振り子原理を活用して、ラケットのしなりを増大させることが一番の目的です。
なんとなーくイメージできたでしょうか?
わかりやすく止まった状態でのスイングで表現してみましたが、バドミントンは全身運動ですのでこのスイングを元にあらゆるショットで試してみましょう!
バドミントン初心者の方は「ラケットのしなり?」と驚かれるかもしれませんが、ラケットはラケットヘッドとグリップを持って曲げてみると、かなり曲がります!また、スイングスピードが速ければ速いほどラケットのシャフトはしなります。
ラギングバックで気を付けること
ネット記事の中に分かりやすい例えがあったのですが、
✅洗濯ものでバスタオルの短い方を両手で持ち、しわを伸ばすときに両手で振る。
✅平手で相手のほほを叩きたいとき、ほほに手のひらを近づけてから手のひらをしならせて叩く。
これらの動作の中にラギングバックが入っています。
この二つに共通しているのが、動作は小さいが、先端にあるものの動作は大きくなっているということです。下記の画像でイメージしてみましょう!
ここで間違えてはいけないのが、ラケットの先端が大きく動けば遠くまで飛ばせるってことでしょ、と思ってしまう方いますよね?
その場合②の打ち方で肩から腕を引いて大きく振れば、ラケットの先端の可動域は大きくなります。試してみてください!きっとシャトルの飛ぶ距離は伸びません。
バドミントンは飛んでくる球に合わせてラケットを振るスポーツであり、速い球に合わせて、素早く振らなければシャトルを打ち返すことができません。
大きく振れば相手に球筋を読まれやすく、またシャトルとラケットの距離が遠いとスイートスポットで打つことも難しくなります。
バドミントンのラギングバック|まとめ
ラギングバックを使った打ち方を覚えることでスイングの中に一瞬の「ため」を作ることができ、フェイントも掛けやすくなります。
ラギングバックの打ち方ができているかの確認は、ラケットを持った手でシャトルも持ち、シャトルを離して床に向かって落ちるまでにラケットを振って相手コートまで届く強いシャトルを打つことができれば、できていると思っていいかと思います。
私なりの「ラギングバック」というラケットを引く動作の解釈であり、違うよ!こういうことだよ!という方がいれば、ぜひコメントをお願いします。
細かなニュアンスを伝えづらい為、「ラギングバック」について教えてほしい!という方は、パーソナルレッスンでお会いしたときにお声掛けくださいね😊
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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