こんにちは😊
今回はバドミントンの世界ランキングについて解説していきます🏸
世界ランキングの言葉はよく見かけるけど、その仕組みについてご存知ですか🧐
世界で一番になるのはとても大変ですが、どの選手も目指す頂点である世界ランキングの仕組みについて解説していきます💪
世界ランキングの仕組み
世界ランキングとは?
世界ランキングとは、世界バドミントン連盟(BWF)のHPにて毎週火曜に発表される世界規模の選手の総合成績ランキングのことをいいます。
ランキングは男子シングルスとダブルス、女子シングルスとダブルス、混合ダブルスの計5種類のランキングがあります。
各部門において世界中で行われる大会で得られるポイントから順位付けが行われます🌟
ランキング集計方法
ランキングのポイントは大会ごとの成績に応じて加算されます。ポイントの有効期限は52週間(約1年間)になり、過去52週間に出場した大会の中でポイントの高い上位10大会分のポイントの合計でランキングが算出されます。
獲得ポイント数は大会ごとに1位から1024位までポイントが設定されており、大会のグレードによって獲得ポイントが変わります💪
《獲得ポイント例》
グレード 1 (世界選手権、オリンピック)
優勝 | 準優勝 | 3~4位 | 5~8位 | 9~16位 | 17~32位 | 33~64位 |
13000 p | 11000 p | 9200 p | 7200 p | 5200 p | 3200 p | 1300 p |
※オリンピックでは 3位は 10100 p 4位は 9200 p
グレード 2 (BWFワールドツアーファイナルズ、全英オープンなど)
優勝 | 準優勝 | 3~4位 | 5~8位 | 9~16位 | 17~32位 |
12000 p | 10200 p | 8400 p | 6600 p | 4800 p | 3000 p |
グレード 3 (インターナショナルチャレンジなど)
優勝 | 準優勝 | 3~4位 | 5~8位 | 9~16位 | 17~32位 |
4000 p | 3400 p | 2800 p | 2200 p | 1520 p | 920 p |
《ランキング1位の内訳例》 山口茜選手の2023年2月7日のランキングを参照 ・インドオープン2023 2位 9,350 p ・マレーシア オープン 2023 1位 12,000 p ・BWF ワールド ツアー ファイナルズ 2022 1位 12,000 p ・ヨネックス全仏オープン2022 ベスト4 7,700 p ・デンマークオープン2022 ベスト8 6,050 p ・ジャパンオープン 2022 1位 11,000 p ・BWF 世界選手権 2022 1位 13,000 p ・マレーシア マスターズ 2022 ベスト8 5,040 p ・マレーシア オープン 2022 ベスト32 2,660 p ・インドネシア オープン 2022 ベスト8 6,600 p ・タイオープン 2022 ベスト8 5,040 p ・BWF ユーバーカップ 2022 1位 12,063 p ・アジア選手権 2022 2位 10,200 p ・全英オープン 2022 1位 12,000 p ・ドイツオープン 2022 ベスト16 2,750 p |
世界バドミントン連盟HP(←リンクをクリック✨)にて上記のように選手ごとのランキングポイントの内訳が見れますので、有名選手や気になる選手のランキング情報をチェックしてみよう💡
次に世界ランキングの成り立ちを紹介します💪
世界ランキングの成り立ち
ランキングの登場
世界ランキングを管轄しているのは、世界バドミントン連盟(BWF)になります。
公式HPでは2009年までのランキングデータが閲覧できます💡
それ以前のランキングも存在するようですが、データを見つけることが出来ませんでした😢
2008年より前のランキングデータの詳細は見れませんでしたが、世界バドミントン連盟が2006年に現在の名称に変更した際、役割の中に「世界ランキングの発表」があります。
この時期はルール改正が頻繁に行われ、2000~2006年の間に得点システムの変更が何度か行われ、2006年に現行の得点システムに決定されました💡
その際にランキングのポイントシステムが決まり、2007年から現在まで大会ごとの獲得ポイントが決定されました(2018年に獲得ポイントの変更あり)
ランキングの意味合い
世界ランキングは選手の強さを示す数字になりますが、それ以外にも重要な役割があります。それは重要な大会の参加枠に関わります🌟
例えば、一番グレードの高い世界選手権では世界ランキングをもとに各種目ごとに参加する地域の出場枠が決まります😀
⦿世界選手権の出場枠が決まる仕組み ・世界ランキング1~8位: 4人または4ペア以上入った国は最大4枠獲得 ・世界ランキング24位まで: 3人または3ペア以上入った国は最大3枠獲得 ・世界ランキング150位まで: 2人または2ペア以上入った国は最大2枠獲得 他、開催国枠等の増枠もあり ※オリンピックは各種目ごとに最大「2枠」での出場になります (例)2022年世界選手権の日本出場枠 男子シングルス(4枠) … 桃田賢斗 西本拳太 常山幹太 奈良岡功大 男子ダブルス(4枠) … 保木卓朗・小林優吾 古賀輝・齋藤太一・竹内義憲・松居圭一郎 岡村洋輝・小野寺雅之 女子シングルス(4枠) … 山口 茜 奥原希望 髙橋沙也加 大堀彩 女子ダブルス(4枠) … 福島由紀・廣田彩花 永原和可那・松本麻佑・ 志田千陽・松山奈未・ 中西貴映・岩永鈴 混合ダブルス(4枠) … 渡辺勇大・東野有紗 金子祐樹・松友美佐紀・山下恭平・篠谷菜留・緑川大輝・齋藤夏 |
上記から獲得した枠から、各国ごとの基準により出場選手が決まりますが、ほとんどの国が世界ランキングを元に決定する形が多いため、世界ランキングの意味合いはとても大きいものになります😤
世界ランキングのポイントの仕組みは世界バドミントン連盟が発行しているハンドブックに掲載されています。
英語表記のため、英語を読める方はぜひ一読してみてください😊
次に世界ランキングのトップ選手を紹介します💪
ランキングトップ選手
男子シングルス
2023年2月7日発表の1位選手は「ビクター アクセルセン選手(デンマーク)」です🇩🇰
東京オリンピックで金メダルを獲得したり、2022年の世界選手権で優勝したりと現在の男子シングルスのトップを走る選手です!
日本人選手で1位になった事がある選手は「桃田賢斗選手」で2018年9月〜2021年11月の間ランキング1位を維持し史上最多の国際大会勝利(年間11勝)を記録しました🌟
その後、不調などから順位を落としましたが、日本が誇る日本のエース選手です✨
男子ダブルス
2023年2月7日発表の1位ペアは「ファジャル・アルフィアン選手・ムハンマド・リアン・アルディアント選手(インドネシア)」です🇮🇩
インドネシアの注目株のペアで近年結果を出してランキングトップに立ちました!
日本人選手で1位になった事があるペアは「保木卓朗選手・小林優吾選手(ホキコバペア)」で2022年9月に男子ダブルス初のランキング1位になりました🌟
維持期間は14週でしたが、ランキングの入れ替わりが激しい男子ダブルスで1位になったのは素晴らしいことです✨
女子シングルス
2023年2月7日発表の1位選手は「山口 茜選手」です🇯🇵
過去に1位になったことがありましたが、トップ5の位置で上下し2022年にトップを維持するようになりました🌟
ライバルに奥原希望選手がおり、奥原選手もランキング1位の経験がありますが、山口選手は近年の女子シングルスのトップを走る選手となっております🔥
女子ダブルス
2023年2月7日発表の1位ペアは「陳清晨選手・賈一凡選手(中国)」です🇨🇳
女子ダブルスでランキング1位の維持期間がもっとも長いペアで、中国の現在のエースペアです。
日本人選手で1位になった事があるペアは複数あります。
「高橋礼華選手・松友美佐紀選手(タカマツペア)」や「福島由紀選手・廣田彩花選手(フクヒロペア)」や「永原和可那選手・松本麻佑選手(ナガマツペア)」の3ペアです🌟
この先、1位を狙えるペアもいるため、女子ダブルスの活躍に期待しましょう✨
混合ダブルス
2023年2月7日発表の1位ペアは「鄭思維選手・黄雅瓊選手(中国)」です🇨🇳
2018年から長らく1位の座にいる混合ダブルスのトップペアです。
日本人選手で1位になった事があるペアは「渡辺勇大選手・東野有紗選手(ワタガシペア)」です。
2022年11月に初めてランキング1位になりました🌟
長年、世界のトップ5を維持する日本を代表する混合ペアです!
ランキング1位を維持するのはとても難しいですが、今後の活躍に期待しましょう✨
各部門で日本人選手がランキング1位になれるほど、近年の躍進が目覚ましいですね!
大きな大会で勝ち続ける結果が現在の日本の強さとして現れています😊
まとめ
世界ランキングの仕組みについて、いかがだったでしょうか?
世界で1番になるには、年間を通して大会で勝ち続ける必要があります😬
参加する大会の日程や選手のコンディション調整など、全てを尽くして1位の座があると思います。
世界のトップに立つため、これからも選手を応援していきましょう😊
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