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『ノックが出せなくて…』バドミントンの手投げノックが上手くなる方法

KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。大学や高校のコーチに行くと、『ノックが上手く出せない…』という相談をよくされます。確かに監督やコーチがずっと一緒にいるわけではないので、選手同士がノックを出し合うという状況は多々あり、その選手がノックを上手く出せないと、練習の質も落ちてしまいますね。

まず、そう考えるのは素晴らしいことです!なぜなら、『ノックが上手く出せるようになる→練習の質が上がる→競技力向上』というロジックが見えているわけですから。

もちろんノックが上手いだけで、競技力向上するわけではありません。ノックを受ける選手一人一人がどうそのノックに向き合うかも大事です。ただ、ノッカー(ノックを出す人)のレベルが高いことに越したことはありません。

本日はそのノックの中でも初心者の練習で取り入れられることの多い『手投げノック』に注目して扱っていきます!

シャトルの持ち方と投げ方

シャトルは、大きく『①上から』『②横から』『③下から』投げる3パターンがあります。この3パターンについては後ほど説明しますが、まずこれらのパターンに関係なく、共通することから。

3パターンに共通すること

・全てシャトルのコルク部分のグリーンテープ付近を持って投げる!!!
・利き手と逆側でシャトルの束を持つ!
・シャトルの束の下から順番に取り出して投げる!!

これは必ず守りましょう。こうすることで、シャトルの軌道が安定し、スムーズにシャトルを投げることができます。

①上から投げる場合

(引用)バドミントン教本Q&A

画像のような投げ方になります。対戦相手がクリアーやスマッシュ、カット、ドロップを打つことを再現した投げ方です。スマッシュ・カット・ドロップはネット側から投げ、再現していきましょう!ただクリアはネット側からコート奥まで投げることができないので、ノックを受ける選手のコート中央付近から投げて、クリアを再現するのがいいでしょう。

②横から投げる場合

(引用)バドミントン教本Q&A

横から投げる場合は決して多くありませんが、投げる場合はこの画像のようになりますね。対戦相手がドライブを打つことを再現した投げ方です。ノックを受ける選手のコート側から投げます。ただノックを受ける人が初心者の場合は、コントロールができず、ノッカーに当ててしまう場合があるので、ノッカーは目などを守っておきましょう。

③下から投げる場合

(引用)バドミントン教本Q&A

①の上から投げる場合の次に多い投げ方が、この下からです。対戦相手がヘアピンを打ったことを再現したり、スマッシュレシーブやカットレシーブでネットに返球されたことを再現する投げ方です。どちらにしてもネット側での練習になるので、ネット側から投げてあげましょう。

こんな投げ方はダメ!

下からシャトルを投げる場合でこんな投げ方をする人がいます。以下の画像を見てください。

(引用)バドミントン教本Q&A

こう投げてしまうと、羽根の部分が手に接触して羽根が揺れるため、上手くコントロールできないことがあります。予想外の回転をしてしまったり、軌道がぐちゃぐちゃになってしまったり…。このようにシャトル全体を持って投げる方法は避けましょう!

チームの選手全員が手投げノックが上手くなると、全体的にレベルが上がるということはよくあります。監督・コーチがつきっきりになれない、チームの人数が多いなどの場合は、チーム全員が監督・コーチのノックを真似するくらいの意気込みで手投げノックにのぞめるといいですね。

手投げノック、楽しんでやっていきましょう!

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