バドミントン、日本めちゃくちゃ強い
こんにちは!KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。
いや〜、今年のワールドシリーズファイナルもやばかったですね。バドミントン全5種目のうち、男子シングルス、男子ダブルス、女子シングルス、女子ダブルスの4種目が決勝進出!現在の日本は、過去最強に強いです。2020年の東京オリンピックではメダルを総ナメしていくのではないかと。
ちなみに現時点(2018年12月21日時点)でのバドミントン世界ランキング(敬称略)は、
男子シングルス:【1位】桃田賢斗 【10位】西本拳太
男子ダブルス:【3位】園田啓悟/嘉村健士 【5位】遠藤大由/渡辺勇大
女子シングルス:【2位】奥原希望 【5位】山口茜
女子ダブルス:【1位】福島由紀/廣田彩花 【2位】髙橋礼華/松友美佐紀 【3位】松本麻佑/永原和可那 【7位】米元小春/田中志穂 【10位】櫻本絢子/髙畑祐紀子
混合ダブルス:【3位】渡辺勇大/東野有紗
となんと世界ランキングベスト10以内に、シングル4選手、ダブルス8選手エントリーしています。もうこれは凄すぎです。
ではこのバドミントンというスポーツは、昔から日本は強かったのでしょうか???
日本でのバドミントンの歴史と発展
ざっとバドミントンの歴史を振り返っていきましょう!
日本では1921年、横浜YMCAの体育主事をしていた広田兼敏さんという方がアメリカ人のスネードさんから用具一式を寄贈されたことが始まりとされています!広田さんはその後、バドミントンについて学び、1933年に横浜YMCAの体育活動に取り入れ、1937年にバドミントンクラブを設置したと言われてます!
広田さんすごいですね!新しいスポーツを日本で普及させるために、目には見えない苦労と努力があったはず。私も若輩ものながら、『バドミントンをメジャー競技にしたい!』と思っているものです。だからこそ、広田さんの尽力に感服です!
さてその後、第二次世界大戦のために普及活動はストップ。ただ1946年、終戦後すぐに各地のYMCAなどのクラブチームはバドミントンを再開したとのこと。活動スタートが早い!
そしていよいよ、11月2日。日本バドミントン協会が設立!!!1948年、第1回全日本総合バドミントン選手権大会開催。全日本総合はここからスタートしたんですね。そして、国体の競技種目となり、1950年には第一回全日本学生バドミントン選手権開催、1951年には、第1回全国高等学校体育大会バドミントン競技大会開催、第1回実業団バドミントン選手権開催、と急速にバドミントンは普及していきました!!
ここらへんから、バドミントンをがっつりやっている人にとっては、有名な選手が出てきます。
1954年には、男子チームが初の国際大会となるトマス杯アジア地区予選に出場した。女子チームはこの後、最も権威ある国際大会の一つであるユーバー杯で優勝するという快挙!また、公開競技として行われた1972年のミュンヘンオリンピックにおいて、女子シングルスの中山紀子さんが金メダル、湯木博恵さんが銅メダルを獲得。
女子シングルスで金・銅獲得なんて、直近10年のバドミントンでは考えられない…。東京オリンピックはもちろん分かりませんが!
さらに1988年のソウルオリンピックにおいて、女子シングルスに出場した北田スミ子さん、男子ダブルスに出場した松野修二・松浦進二ペアが銅メダルを獲得!
ちなみに、すんごいどうでもいい話ですが、1988年は私の生まれた年です(笑)。北田さん、松野さん、松浦さん、ありがとうございます!!!
ただここからバドミントンのメダルは遠のいていきます、、、1992年のバルセロナオリンピックで、バドミントンが正式種目として採用されてからはしばらくメダルを獲得できませんでした。このころのスター選手といえば、やっぱりオグシオですね!実力、そして美貌も兼ね備えたダブルス。それでもメダル獲得まではいけませんでした。
しっかーし、ここから一気にバドミントンの勢いが出てきます!2008年の北京オリンピックで女子ダブルスに出場した末綱聡子・前田美順ペア(スエマエでおなじみですね!!)がベスト4入り!2012年のロンドンオリンピックで同じく女子ダブルスで、藤井瑞希・垣岩玲佳ペア(フジカキでおなじみ!)が銀メダルを獲得!!
そして、2016年のリオデジャネイロオリンピックで高橋礼華・松友美佐紀ペア(タカマツ!!!)がオリンピックで日本初の金メダルを獲得しました!!金メダルの影に隠れていますが、この時女子シングルスの奥原希望選手も銅メダルを獲得!!!
こんな感じでバドミントンは発展してきたわけです。最近だとプロリーグのバドミントンS/Jリーグも始まって、さらにバドミントン人気は加速しています!!
最近だと、バドミントンの男子選手がオリンピックでメダルを取ったことはありませんが、東京オリンピックでは、1988年以来の男子バドミントンにメダルが来ること間違いなしでしょう!そう1988年はどうでもいいですが、私が生まれた年笑。縁を感じずにはいられません!
とてもざっとまとめた感じの日本バドミントンの歴史と発展ですが、『あ、こんな感じで進んできたんだ〜』『紆余曲折あって、バドミントンも進化してきたんだね!』というのが分かってもらえたら幸いです!
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株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
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