一通り打ち方を覚えた!と思って、戦術について考えだすのは・・・まだ早いです!
基本の打ち方を覚える→ショットの質を上げる→戦術を覚える→勝てるようになると段階を追って練習していきましょう!
今回は、「ショットの質を高める」ための練習方法や考え方についてまとめてみました。
ミスをせずに入れる、狙ったコースに打つ、などなんとなく意識していることもあるかと思いますが、ショットの質は7つのポイントでチェックしてみましょう!
目次
1|ショットの質とは? 2|7つのポイントについて 3|どんな練習が必要? |
1|バドミントンのショットの質とは?
量より質が大事!なんて言葉があるように、打ち方を覚えて沢山練習を重ねて量を増やすよりも「質」を上げるために、ポイントを意識することで上達速度が上がります!
ただ、ここで間違えてはいけないのは何を目的としているかです。
勝つために「体力」「忍耐力」「集中力」を高めないといけないと考えているのであれば、量の練習が必要となります。
(例:疲れてくるとエラーをしやすい、動きながら打つとエラーをする)
今回紹介するショットの質は「技術力のアップ」であり、色んなコースにショットを打つことや、高低差あるショットを打つことを目的としています。
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私のパフォーマンス理論 vol.14 -量と質について- 為末大
2|7つのポイントについて
それぞれのポイントについて解説していきます。
①狙ったコースへ正確に打つ
相手がいないところに打つ、コートの4隅を狙う
②ショットの速度を変える
速く打ったり遅く打ったり、速く動いてシャトルの下に入ったのに遅く打ったりする
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③コースの角度を変える
ロブを打つときに65度くらいで上げたのを80度くらいにすると高いロブが打てる
④打つタイミングを変える
前で触る後ろで触る、体に近いところで触る、などタイミングを変える
⑤同じフォームからショットを変える
フェイントにもなるし、インパクトの瞬間に当て方、振り方を変える
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上級レベルにあがるために相手を欺くプレーを覚えよう|バドミントン練習方法
⑥カットをかける
スマッシュ、カット、ドライブ、プッシュなどで変化を加えれる
⑦ショットのミスを減らす
サーブ、サーブレシーブ、各ショットをミスしないためにシャトルの下にしっかり入る
どれもなんとなく分かっていることだけど、今日の練習ではこれを意識しよう!なんて2.3個考えておくといいかもしれませんね。
3|どんな練習が必要?
一番は普段の練習で意識するということです。特に基礎打ちの段階で意識できると良いですよね。
一気に7つ全てを意識するのは難しいのでノック練習で、10球を一セットとしましょう。
出すほう:
4点に的を置く、ノッカーはリアコートの左右に順番にシャトルを上げる
受けるほう:
1セット目:ミスをしない、的を見てコースを狙うプラス同じ打ち方を意識する
2セット目:ミスをしない、的を見てコースを狙うプラスタイミングを変える
3セット目:ミスをしない、的を見てコースを狙うプラス角度と速度を変える
4セット目:一度も同じ球を打たない
例:
- ストレートに速いクリアー
- ラウンドからのクロスカット
- タイミングを遅らせて緩いカット
- 大きなクリアー
- 速いスマッシュでカットをかける
- タイミング速くドロップを打つ
- クロスクリアー
- クロスクリーアーを大きく打つ
- 角度あるスマッシュを打つ
- 遅いタイミングでストレートにカット
なんて意識して取り組んでみるのはどうでしょうか。
一度も同じ球を打たない!っていうのは、頭で考えなければ自分が打ちやすく得意なショットをすぐに選択してしまうので、考えながら打つという点でもおすすめです!
ショットの質を高める練習に取り組んで戦術を考えるレベルまで上達していきましょう!
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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