こんにちは😊バドミントントレーナーのYukoです✨
今日は、ジュニアバドミントン選手で『膝の痛み』がある方に向けてのブログです😊
成長期のお子様が体の痛みを訴えた時に、親御さんはどのような対応をとっていますか?
自分が感じている痛みではない分、本当に痛いのか?
練習をやらせて大丈夫なのか??
不安になりますよね。
実は、大人の膝の痛みと、子供の膝の痛みは違う認識を持った方がいい部分もあります!
試合はできるけど、練習は膝が痛い…
いつもじゃないけど、たまにすごく膝が痛い
家でできる対応ってあるのかしら?😔
今日は、ジュニアバドミントン選手の膝の痛みに特化して、どんな理由があるのか?
自宅でできる対応はあるのか?
そんなことを紹介していきたいと思います👍
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成長期の膝の痛みの種類
ジュニアバドミントン選手(小学生)を対象にしたアンケートでは、膝の痛みを感じたことがある選手は、全体の15%にも及び、痛みの箇所としては、足首に続く第2位でした。
(参考)小学生バドミントン選手の傷害特性 – J-Stage
バドミントンを小学校低学年から始めるお子様も増え、練習頻度や強度が高くなることで、痛みに繋がっているケースもあるようです。
よくある痛みの種類をご紹介しますね!
成長痛
成長痛は、膝だけでなく下半身の様々な箇所に痛みを伴うと言われています。
原因は不明、痛みの頻度は不定期で、4歳頃~小学校低学年に多くみられます。
膝の腫れなどはみられないのに、定期的に膝が痛くなる。こんな方は成長痛の診断をされることが多いようです🙏
オスグッド病
オスグッド病は、ジュニア選手の親御さんなら1番に聞いたことが多い症状だと思います。
バドミントンでは、ランジで体重をかけたり、ジャンプをする際や、地面を蹴った動作で痛みが出ます。主に、膝のお皿の下の方痛み、悪化すると骨が前に出ているような状態になります。
成長期は、大人と違い骨の端が軟骨になっていて、軟骨と骨の間の骨端線と呼ばれる部分に強い負荷を繰り返し伝えてしまうことで、痛みにつながると言われています。
オスグッドでも、膝の曲げ伸ばしの際に、膝のお皿の下の骨端線に強い負荷がかかり痛みが出てしまうと言われています💦
オーバーユース
整形外科に行ったら、
『オーバーユース(使いすぎ)ですね!』
『湿布を貼ってすこし休んでください。』
そんな風に言われた場合は、成長期に伴う膝の痛みまたは、その前段階の状態の可能性があります。
少し休むことで、痛みが減って、練習に復帰できるならそれでいいです!
ただ、根本的に体の使い方によって、膝に負担をかけてしまっている可能性もあるので、その場合はこの後の段落でも紹介する、注意すべき動き方を見てみてくださいね👀✨
▼大人の膝の痛みについての記事はこちら
バドミントンの膝の痛みを改善したい!おすすめのトレーニングを紹介!
膝が痛いジュニア選手が注意すべき動き方
膝が痛くて病院に診断に行った際、多くの場合『痛みが引くまで安静にしましょう!』
そんなことを言われると思います😅
痛みが引くまでっていつまで?
痛みが引いて、また練習したら痛くなった。
そんなお子さんは、プレーの中で知らず知らずのうちに、膝に負担をかけてしまっていることが多いです💡
注意すべき動き方を紹介しますので、親御さんもチェックしてみてくださいね👍
ネット前のランジ動作
利き足の膝に痛みが出やすい方は、まずチェックして欲しいのはネット前のランジ動作です。
筋力が少ないジュニア選手がなりやすい状態は以下の3つです!
①前方の膝の角度が90度よりも低い角度になる
②つま先の向きと膝の向きが一致しない
③指先から着地する
①膝の角度については、現在のバドミントンでは135度が理想とされています。
90度以下になってしまうと、力のかかり具合がつま先よりも前にかかってしまいます。
つまり、前に出ているのは膝なので、膝周りに大きな負荷がかかってしまうのです。
写真のじーまコーチを見るとわかるように、たとえきついであっても、膝の角度がしっかりと保たれていますね👏
②つま先と膝の向きについては、特に膝よりもつま先を内側に入ってしまう、ジュニア選手が多いように思います。
本来膝関節の機能は曲げ伸ばしをメインとしていて、ひねるような回旋動作は得意ではありません💦
つま先向きと、膝の向きが一致しないことで、膝周りの靭帯に過度に負荷がかかり、痛みを伴うことも多いです。
③はランジの際の着地動作です。
大人の方も多いですが、つま先から着地してしまうお子さんも多いです。
つま先から着地すると、①と同じように、ブレーキをかけるのが足の前方側、膝やももの前の筋肉になってしまいます。
踵から着地することで、足の後方側(ハムストリングやお尻)の筋肉を使うことができるので、膝への負担が減ります。
▼じーまコーチのランジを参考にしてね
ジャンプ動作
もう1つのチェックポイントはジャンプの動作です。
ジュニア選手の場合、ジャンプして打つ飛びつきやネット前のプッシュなどがあると思います🏸
注目すべきは、着地動作です!
着地の際に、膝が伸びきっていないか?をチェックしてみてください。
膝が伸びきったまま着地してしまうと、着地の際に膝関節にかかる負担がとても大きくなってしまいます!!
写真はひでコーチの飛びつきの様子です。
着地の際には、必ず膝を曲げた状態で着地をしています👀
こうやって着地することで、プレートしても次の動き出しが速くなったり、膝以外の下半身の筋力を使って動くことが可能になります!
利き足と逆の膝が痛い方は、ここもチェックのポイントです!
▼ひでコーチの着地を参考にしてね
自宅でできる膝の痛いジュニア選手予防法
それでは、実際にすでに膝が痛い💦
なんか最近膝に不安がある・・・
そんなお子さんをお持ちの親御さん向けに、自宅でやってあげて欲しいことを紹介します!
アイシング
1つ目はアイシングです🙌
アイシングは特に練習後に実施して欲しいです!
どうしても、多少の痛みがある状態なら練習には参加すると思います。
特に子供の場合、打つ感覚を鈍らせては行けないので、強度が低くてもシャトルを打つ回数は減らさないようにするのがおすすめです!
ただ、練習後のケアは必須。膝の痛みを感じる場所が、触って他の部位よりも熱い場合、炎症が怒っています。
アイシングをして、炎症を抑えるようにしましょう!!
アイシングは氷嚢を使って行うと、膝にフィットしておすすめです。時間は15分ほどやってくださいね。
大腿四頭筋のストレッチ
2つ目は大腿四頭筋(太もも前面)のストレッチです!
成長期のお子さんの膝の痛みは、上記でも紹介したように、膝の曲げ伸ばしの際に、膝のお皿の下の骨端線に強い負荷がかかることが要因のことが多いです。
膝の曲げ伸ばしをスムーズにする筋肉が、太もも前面、大腿四頭筋の筋肉です!
この筋肉が使いすぎで硬くなりすぎると、膝の曲げ伸ばしがスムーズに行われず、痛みに繋がります。
ストレッチやマッサージでしっかりほぐしてあげましょう!
このストレッチ、子供だと寝転んでしまう子も多いと思いますが、個人的には写真のように腰骨を少し上に持ち上げるイメージでやるとよく伸びます!!
親御さんが、手のひらでほぐしてあげるのもいいですね✨
股関節周りの筋力トレーニング
膝に負担がかかる動作は、先ほども紹介したようにランジやジャンプの動作です。
この動作の時に、大腿四頭筋を使いすぎてしまうことで、膝に負担がかかります💦
逆にいうと、ハムストリングスや臀筋などの筋肉を上手に使えていなかったり、体幹が安定していないというのも原因になります。
股関節を上手に使えるように練習しましょう!その一つがこの『ヒンジ』です。
注目してほしいのは、股関節の角度と膝の角度です!
膝の角度よりも、股関節の角度の方が小さくなっていますよね。
この時にハムストリングや臀筋がストレッチされています。体幹も安定していないと、この形は取れません。ランジの姿勢で崩れてしまう方は、まずこの形を作る練習をしてみましょう👍
膝が痛い時のおすすめのサポートグッズとは?
最後に膝に不安を抱えている方へのサポートグッズを紹介します!
サポーターやキネシオなどのテーピングは、練習中の膝の安心感につながります!
また、サポーターをすることで、膝を曲げすぎて膝にかかる負担を軽減してくれる効果もあります🙌
一方で、サポーターに頼り過ぎてしまうことで筋力が落ちてしまうので、紹介した筋トレをして、自分の筋肉でのサポートも忘れずにしてくださいね😊
▼ジュニア選手向けのサポーター
子供向けのサポーターで大切なのは、ずばり「サイズ感」です!!
子供は足が細いので、大人向けのサポーターだと大きくて効果を発揮しない可能性があります🙌
必ず、お子さんの膝周りのサイズを測って購入してくださいね!
私もザムストのサポーターは愛用中です!
痛みなく、楽しく長くバドミントンをしていけるよう、これからも情報発信していきますね!!
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KOKACAREバドミントンスクールフィジカルトレーナー。中学校からバドミントンをはじめ、慶應義塾大学体育会バドミントン部でレギュラー選手になる。大手フィットネスクラブでトレーナー・マネージャーとして活躍後、パーソナルトレーニングスタジオKOKACARE立ち上げ。年間の施術人数は述べ2,000人を超える。
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