KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。レッスンをしているとよく相談される悩みの一つに、『試合でいつもの力が出せない…』というものがあります。
スポーツでは、心と体が整ってこそ、日々練習している技術や戦略を体現できるわけですが、逆に心と体が整っていない状態では、パフォーマンスを発揮できないのは当然ですね。
本日は、その中の『心』の問題について扱っていきます。
試合中どんなことを考えながら、戦っていけばいいのか?
過去でも未来でもない。『今』だ!
スポーツは、『下意識』という練習で培った選手の実力と、セルフイメージに支えられていると言われています。
『セルフイメージ』とは簡単に言うと、『日頃から必要な意識の持ち方』つまり、『日々どう考えて生活をしているか?』ということです。
マイナス思考の人は、試合でもマイナス思考になりやすいし、逆にプラス思考の人は、試合でも『まだまだいけるぜ!』とプラスで進めやすい。
こういう日々の考え方の中で特に大事なのが、『今』思考法です!
試合では、うまくいった場面もあれば、『何であんな失敗を…』という場面もたくさん訪れます。
そんな中、『試合でパフォーマンスを発揮できない選手に共通している考え方』が意識が『過去』と『未来』に向いてしまっているということ。
『過去』の例で言うと、
『何であんな失敗しちゃったんだろう…』 『ここはヘアピンで行くべきだったかな?』 『ユニフォームを変えておくべきだった』 こんな過去のことをずっと考えながら試合をしていても、パフォーマンスが出せるわけがありません。冷静に分析したら、そのことは『今』の行動に活かすべきです。 |
そして『未来』の例で言うと、
『自分はこの試合に勝てるのだろうか?』 『負けたらどうしよう…』 『体力がなくなったらやばい…』 試合の流れを考えることは大事ですが、自分がコントロールできない『未来』のことをモヤモヤ考えていても、試合に集中できず、パフォーマンスを落とすだけの結果となってしまいます。 |
試合中に大切なのは、『過去』でも『未来』でもなく、『今』。
今、この瞬間にできることを集中することが大切です!その結果の積み重ねが勝利に繋がるわけです。
たとえ負けたとしても、自分ができるパフォーマンスを出せているのであれば、それは『実力不足』であり、『次の試合で勝てるよう練習を積む』以外の選択肢はありませんね。
とにかく、『今』やるべきことに、集中していくというマインドを忘れずにいきましょう!これだけで全然パフォーマンスは変わってきます。
株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
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