バドミントンの上達において、女性ならではの悩みって多いですよね。
大人になってからバドミントンを始めた方の中では、
男性がバドミントンを始めるとなると、かっこいいスマッシュが打ちたい!コートの中を動き回りたい、など声が上がるのに対して、
女性は、綺麗なフォームで打ちたい、奥から奥まで返したい、相手がいないところにコントロールして打ち返したい、
など、少し違った声を聞きます。
練習の中では、どちらの課題も解決させてあげたいし、上達するためのメニューやアドバイスがあると思いますが、自分の課題にぴったしと合うアドバイスがもらえるかはわかりません。
だから、と言うわけではないですが、KOKACAREでは男性コーチ、女性コーチがいることで、様々な視点からのアドバイスがもらえて「あ、しっくりきた!」なんてことがあります。
今回は女性に特化したクリアとロングレシーブの課題解決のためのレッスン動画について解説していきます。
動画を見た方も、まだ見ていないと言う方も、解説を確認しながら動画を見てみましょう!女性の方だけではなく女性の方に向けたレッスンを行っている方も参考にしてみてください。
女性向けクリアレッスン
クリアの悩みは「飛ばない」「追い込まれると甘い球しか返せない」ではないでしょうか。
まずは飛ばない理由を考えてみましょう!
- 打点
- スイング
- 体の使い方
- タイミング
大きく分けてこの4つに分類されると思います。自分に何が必要なのか、課題なのか、動画で確認してみたり練習仲間の声を聞いてみましょう。
今回のレッスン動画では、体の使い方、タイミングについて改善する練習を行っています。
まずはクリアの意識を変える
腕の力ではなく体の力を使って飛ばしましょう!腕と体幹、どちら方が筋肉はありますか?
「私腹筋できないんです」と言う方もいますが、きちんと二足歩行できて真っ直ぐ立っているなら体幹のが強いはずです。腕よりも大きい筋肉があるはずです。
腕だけを使うのではなく、体全体を使うことを意識すること。クリア練習をすると肩が痛くなる!という方は、腕だけに頼っている可能性があるので、改善が必要かもしれませんね。
シャトル投げで打つ感覚を変える
コート後方からネットに向かってシャトルを投げます。この時、足の開き、肘の位置、シャトルのコルクの向きを意識してください。
飛ばそう飛ばそう!と考えて腕にとても力が入る方がいます。そんな方はシャトルを紙飛行機に変えてみてもいいかもしれませんね。
投げたシャトルはどのあたりまで飛びましたか?
放物線を描いて前に飛ばすことができたら、次は「前に出ながら」投げてみましょう。
右利きの方は前に出した左足に体重をかけて右足が前に出るタイミングでシャトルを投げます。
これもできたら、より一層前に出る勢いをつけてシャトルを投げてみましょう!
少しずつ飛距離が伸びたのではないでしょうか?
理想はネットを越えて飛ばせるといいですね!
ノックでクリアを打つタイミングを掴もう!
シャトル投げのタイミングを思い出しながら、前に出ながら打つ、腕ではなく体幹を使う、ことを意識しながら取り組みましょう。
レッスン動画では伝えてませんが、左手(ラケットをもっていない手)の打ち終わりの位置もチェックしてほしいです。
画像でもわかるように、体を開かないことを意識して左腕を残すことを意識してください。
これは素振りで練習できると思うので行いましょう!
オーバーヘッドストロークのフォームは反復練習が大切です。
体幹の使い方がわからない、という方は・・・
腹筋と背筋を同時に鍛える動きを行ってみましょう。立った状態で利き手で利き手と逆の足のつま先を触る動きを、連続して行います。広げてタッチ、広げてタッチ、を繰り返すことで体幹を使った打ち方動きがわかります。
バランスを崩さずに連続してできるようになったら、
利き足でジャンプし、逆の足を振りながら素振りを行ってみましょう。
タイミングよく体を動かすことができれば、ラケットを引いたときに振り子になっている足は後ろへ、振った後は足は前へ一緒に動いていると思います。
その動きを練習することで、体幹を使ったオーバーヘッドストロークの打ち方がわかります。
女性向けロングレシーブレッスン
ロングレシーブの悩みは「飛ばない」が圧倒的に多いと思います。
中には、バックハンドのロブはしっかり飛ばすことができるのに、レシーブになると飛ばない、という方がいます。
そんな方は、膝や腹筋の使い方、空間を作れていない、といった課題が考えられます。
他のも、肘ではなく手首で打ってしまう方、シャトルを怖がって腰が引けてしまう方、などがいますよね。
レシーブでシャトルが来たところに入る練習
ネット前からシャトルを投げてもらい、胸の前でキャッチする練習です。
スマッシュやプッシュが来た時に常に同じ動きをしている方がいます。シャトルの速さコース、角度によって自分の体の入れ方を変えることが大切です。足をしっかり入れること、膝や股関節に重心をかける、重心移動の練習にもなります。
動画では、細かいサイドステップを入れながらシャトルに入っています。ここも参考にしてみてください!
レシーブの時の力を前に伝える練習
先ほどの動きを取り入れながら、ノック出ししてもらいましょう。スマッシュのラケットノックは難しいと思うので、できない方は先ほどと同様に、ネット前から投げるでも大丈夫です。
レシーブを飛ばそう飛ばそう!と体を上に使ってしまっている方はいませんか?そうすることでシャトルを見る目線が変わり、ヒットのタイミングがずれてしまいますし、シャトルへの力の伝わり方がよくありません。
体を浮かせない、飛ばそう飛ばそうと上半身の上下運動が起こると力がきちんと伝わりません。
下から前にラケットを出すイメージです。「前に出す」「前に出す」です。
横からの映像がわかりやすいですよね。シャトルを怖がってお尻を引いてしまう方も多いので、まずはゆっくりの球から飛ばすことに慣れていき、徐々にスピードを上げてみましょう。
打った後はすぐもどす。打ちっぱなしにしないことも大切ですね。
ラケットを横に振っていないか、も意識してください。レシーブをすると真っすぐではなく、横に流れてしまう方は、ラケットの振りが横降りになっている、もしくは打つタイミングが早い可能性があります。
真っすぐ振る、を意識しましょう。打ち終わりのラケットの位置やシャトルの飛び方で確認できます。
お友達同士で練習している場合、レシーブ練習がしたいからスマッシュを打って!と頼むの、結構勇気がいりますよね。スマッシュは疲れるから嫌だ、嫌い、という方も多いはず!でも、練習しないと上手くならないので、勇気を出して交互にお互いの練習ができるといいですよね!
まとめ
今回はクリアとロングレシーブの女性の悩みに合わせてレッスンを行った動画を紹介しました。
コカケアチャンネルでは、練習メニューや、悩みに特化した練習方法、ポイント説明など、様々な動画をアップしています。
空いた時間に動画をチェックして、次の練習で取り組んで見てくださいね!
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
この記事へのコメントはありません。