子どもにバドミントンをやらせたい!なんて思っても「一体いつ始めるのがいいんだろう」と疑問を持たれている親御さんもいます。
勿論、バドミントンだけではなくどんなスポーツや習い事においても、何歳から始めるのがいいのか、迷うところだと思います。
バドミントンのラケットは75gから95gで比較的子どもでも持ちやすいです。
卓球のラケットは160~190g、テニスのラケットは270g~320gとされているので、他のラケット競技と比べてみても軽いので、体への負担も少なく、小さな頃から始めやすいスポーツです。
本格的に競技をやらせたいと思っている親御さんは「やるからには早く始めさせないと」と焦る方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
小さいうちはいろんなスポーツに触れ、運動神経を上げて、徐々に子ども自身で選択する道を牽いて上げるのが良いのではないでしょうか。
今、日本のトップで活躍している選手たちは何歳から始めたのか、S/Jリーグの選手紹介を参考に調べてみました。
トップで活躍する選手になって欲しい、と考えている親御さんはぜひ、ご覧ください。
S/Jリーグの選手は何歳からバドミントンを始めた?
こちらの【選手情報2021①競技開始年齢】を抜粋しました。
※バドミントンS/Jリーグは世界トップランカーがたくさん出場する「国内最高峰のリーグ戦」です。
競技開始年齢が一番高かったのは、14歳(中学2~3年生)で東海興業の松本アキラ選手でした。
逆に一番低かったのは3歳で東北マークスの菊地裕太選手でした。
グラフを見ても分かるように、圧倒的に男子選手・女子選手共に6~7歳(小学1~2年生)で始められた方が多いんですよね。
試合に出場できるよう本格的なチームに所属して習っていたのか、地域のバドミントン教室に月1回通うような習い事として始めたのか、どの程度バドミントンに触れていたかは正確にはわかりません。
ただ、トップ選手を目指すのであれば、この年齢あたりを目安に習い事として始めるのが良いのではないでしょうか。
なぜ6~7歳でバドミントンを始めた方が多いのか?
プレゴールデンエイジ(5~8歳頃)ゴールデンエイジ(9~12歳頃)という言葉は世間でも認知されるようになってきて、お子さんの成長にとって【大事な時期】と認識されている親御さんも沢山いると思います。
プレゴールデンエイジ(5~8歳頃)は、幼稚園・保育園から小学校に上がる節目の時期でもあります。
トップバドミントン選手たちの競技開始年齢に当てはまるこの時期は、親目線でも子どもの習い事を考えるタイミングであったのではないでしょうか。
5~8歳にバドミントンを始めて、できるようになることや体を動かす楽しさを覚え、9~12歳に勝つことの嬉しさ、負けることの悔しさ、難しい技術の習得など、どんどんバドミントンに夢中になっていたのではないかと考えられます。
・プレゴールデンエイジ(5~8)→運動の動きを覚えて基礎をつくる時期 ・ゴールデンエイジ(9~12)→高度な技術を習得してスキルを伸ばす時期 ・ポストゴールデンエイジ(13~16)→身体能力を向上させる時期 |
大人になってから「新しい動き・動作」を覚えるのはかなり大変ですが、子どもたちってちょっとコツを掴めばどんどん成長していて、見ていて楽しさもあり、羨ましさもあります。
バドミントンは中学や高校の部活動でやればいいよ!と考えている方も、ボール投げ(キャッチボール)は経験しておくことをおすすめします。
小学校3年生くらいの子で、ボールを離すタイミング、落下地点の予測、(バウンドした場合の落下地点の予測)が苦手な子がいます。
早いうちから慣れておくことで、空間認知力が上がり、バドミントンなどのラケットスポーツに活かすことができます。
まとめ
私自身は、10歳の頃に始めて月に1.2回、11歳の頃から本格的に始めて週3~4回の練習をするようになりました。
比較的開始年齢は遅かったですが、所属したチームが強かったことや、バドミントンを始める前は水泳やバスケットボール、陸上など他の競技に打ち込んだ経験がありました。
運動神経の発達が期待される小学校1~2年生からこれらの習い事を始めていたので、多少なりともバドミントンに繋がったと考えています。
ただ、もっと早くバドミントンに出会えたらよかったな、と思うことが多々ありました。でも、遅めに始めたからこそずっと続けてこれたのかも、とも思います。
バドミントンを通じてお子さんにどうなってもらいたいですか?
お子さんにとって、いつ頃にピークをもって行きたいと考えていますか?
お子さんがバドミントンを習うことで、どんな人生を歩んでほしいですか?
お子さんに、プロを目指してほしいですか?
幼児教育の一環でスポーツを習わせたいと考えていますか?
スポーツを好きになって欲しいと考えていますか?
色んな事を考えた上で、バドミントンは老若男女問わず楽しめるスポーツだけど、上を目指して行きたい!という思いが強ければ6~7歳を目安に、バドミントンに触れることをおすすめします!
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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