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空振りばっか?シャトルが当たらない悩みを解決|バドミントン

バドミントンを始めたばかりの人も、少し慣れてきたな、と思った人も悩みの一つとしてあげるのが、「空振り」や「打ち損じ」が出てしまうことです。
空振りして恥ずかしい!だから当たらないと楽しくない!と言う子もいます。

でもバドミントン歴20年以上ある私も空振りします!
レシーブで構えて、リターンを狙ってこれくらいのスピードで来るから、あそこにラケットを合わせる、なんて思ってたら予想よりも遅くきて空振りした。なんてことがあります。

空振りや打ち損じが起こるのは
「思っているよりも速くシャトルがきた」
「思っているより遅くシャトルがきた」と言った、
先入観からくるものが大半です。

そのため、力み過ぎたりすることも原因の一つではありますが、ここで振れば当たるだろう、と言った思い込みをなくすことが特に大切だと思います。

今回はシャトルが当たらない、空振りが多い、という悩みを解消するためのコツと練習方法をご紹介します。

目次

  1. シャトルが当たらないのは点で捉えてるから?
    1. 点で捉える練習をしてみよう!
    2. 点で捉える練習をしてみよう!(ノック編)
  2. シャトルリフティングで練習しよう!
  3. シャトルに当てるために視点と脱力に注目!
  4. シャトルに当たらない悩みのまとめ

1|シャトルが当たらないのは点で捉えてるから?

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バドミントンはラケットにシャトルを当てるスポーツです。まずは当たらないと楽しくない、空振りが多いと「やだなぁ、もうやりたくない」なんて気持ちになることも。うまく当たらない、と感じている方はまずは短い距離から徐々に始めていきましょう!

短い距離といっても、シャトルもラケットの距離ではなく、シャトルと当てる「もの」の距離を短くしていきます。

1-1|点で捉える練習をしてみよう!(手のひら)

シャトルをで打ってみましょう。何回も続かないかもしれませんが、掌のどこに当たると続けることができるのか、どのタイミングで力を加えると上に飛ぶのか、シャトルの土台が下になる瞬間の見極め、としても良い練習になります。

次はシャトルの筒でやってみましょう。シャトルの筒はラケットよりも短いけど、当てる場所が限られているので、少し難しいです。最初は下から、慣れてきたら上からも当てれるといいですね。

次にラケットを出来るだけ短く持ちましょう!

グリップの一番上の部分です。グリップの下、先端を持つのと上の部分を持つのでは、当たりやすさが全然違います。

小学生でまだバドミントンを始めたばかりの子でも、グリップの下側先端を持っている子を見掛けますが、ラケットを振るのも当てるのも短く持った方が扱いやすいので、短く持つようにしましょう。

ポイント!
トップ選手には、オーバーを打つ時は長めに、前衛やレシーブは短く持つ、などグリップを変えています。持つ位置でラケットのスイングスピードも変わるので、レベルが上がっていくにつれて取り組んでみましょう。

1-2|点で捉える練習をしてみよう!(ノック編)

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ネット前にシャトルを上げてもらい、プッシュをするようにラケットを出す。ラケットの面が作れていて、シャトルの軌道に合わせて当たるとサービスラインより手前に落ちます。

この時「クセ」でラケットを引いてしまう人が多くいますが、シャトルに対して腕とラケットを一直線で出すことがこの練習のポイントになります。

シャトルに対して一直線でラケットを出すのがなぜいいのか?
①シャトルにラケットを振りながら合わせることで大振りになり空振りや打ち損じしやすい
②相手にコースを読まれやすい
③ラギングバックをしやすい 参考記事はコチラ

タイミングがうまく合わない場合、上に向かってシャトルが飛ぶ、ネットに引っ掛かる、羽根を打ってる音が聞こえる、などが起こります。

初心者の方は一歩足を出しながら、中、上級者の方はセンターコートからステップを入れてシャトルに合わせて動きを入れて取り組んでみましょう。フォア前であれば右左右。戻るときは左を引き付けて右左右の順で足を出していきましょう。

2|シャトルリフティングで練習しよう!

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まずはフォアハンドだけ打ち上げます、次にバックハンドだけ、慣れてきたらフォア・バックと交互に続けて行えるように取り組みます。最初は低く、慣れてきたら高く打ち上げられるといいですね。

この時手首からラケットの先端までを動かすイメージをするかと思いますが、腕全体、二の腕から伸ばして動かすようにしましょう。

シャトルリフティングのポイントは3つです。
①イースタングリップを覚える。ラケット面と床を垂直にしグリップと軽く握手するように握ります。
②二の腕から先をメインにラケットを上下に動かします。この時腕に力を入れすぎないように脱力を心掛けます。
③打ち上げたシャトルの落下点と自分の体の位置の距離感を意識しましょう。シャトルを打つ高さは自分のおへそくらいの高さです。

※慣れてきたらヒットさせる場所を下に移動させることで、ロブやロングサービスの練習に繋がります。シャトルがあちこちに飛んで行ってしまう場合や、振りが窮屈で二の腕が体に当たっている場合は、改善が必要です。

3|シャトルに当てるために視点と脱力に注目!

たまに、「どこ向いて打ってるの?」という方がいます。
当たる時は当たるし空振りする時もある。ここら辺で振ればシャトルに当たるだろう、と相手がどこにいるか確認しているのかもしれませんが、空振りや打ち損じがある方は、まずはインパクトの瞬間を「見る」ということを大事にしてください。

慣れてきたら打つ間際に相手がどこにいるのか一瞬で確認したり、フェイントの一つで打つ方向と違うところを見たりして、視線をうまく使えるようになるかなりのレベルアップですね。

脱力で一番重要なのが「手首と肘が動いているか」です。

最初のうちは固定されて打ったほうが簡単かもしれませんが、コースの打ち分けやフェイントを覚えていくためには、回内回外運動をする肘と、手首の柔らかさは大切です。

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ラケットの8の字回しで、柔らかくラケットを振る動きを練習しましょう。がっちりラケットを握っていたらうまく回せません。親指と人差し指でグリップを握ることを意識して、あとの三本は添えるだけ、この持ち方で回すと手首も動かしやすく、うまく8の字に回せると思います。

4|シャトルに当たらない悩みのまとめ

バドミントンの空振りは「先入観」からくること。だからこそ、シャトルを点で捉えるための練習をしてタイミングを体に染み込ませていきましょう。きちんとラケットに当てることができるようになって、やっと打ち合いや各ショットの習得に進めます。

初心者の方で、最初から当てるのが得意!という方は「空間認知能力」が高いのかもしれませんが、それでもシャトルリフティングに取り組んで欲しいです。

シャトルリフティングに取り組むことで「シャトル」「ラケット」の扱いが上達して、コースを狙ったショットの習得やスピンネット、クロスネットなどの高度な技術も取り組みやすくなります。

上級者で空振りする方は先入観を除いて脱力と視点の確認、初心者の方は点で当てる練習を行って空振りや打ち損じを無くして上達していきましょう。

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