KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。本日は、『ショットの質』についての考えについて紹介していきます。
ショットが一通り打てるようになっても、それだけで勝てるわけではなく、
ショットの質を高める!!!
というマインドで練習に臨んでいかなければ、勝利には繋がりません。
でも、ショットの質を上げるってどういうこと???
と思う方もいるでしょう。
ちなみにこう思える方は、相当頭がいいなと私は思います。
ショットの質を上げるために、頑張る!!!
と思いながら練習に取り組んでいる人よりも、
ショットの質を上げるためには、〇〇、△△、××が必要だから…
と練習に取り組んでいる人の方が、上達スピードは早いでしょう。
ですので、ショットの質ってそもそも何?
ということから考えていきたいと思います。
そこで、
プロバドミントントレーナーの藤本ホセマリさんが出している、『マルチアングル戦術図解 バドミントンの戦い方』の”ショット考”が非常に参考になりますので、その点を踏まえて紹介していきます!
ショットの質を上げる『7つの鉄則』
まずこちらの7つの鉄則を覚えておきましょう!
鉄則①:狙ったコースへ正確に打つ 鉄則②:ショットの速度を変える 鉄則③:コースの角度を変える 鉄則④:打つタイミングを変える 鉄則⑤:同じフォームからショットを変える 鉄則⑥:カットをかける 鉄則⑦:ショットのミスを減らす |
一つ一つ具体的に見ていきましょう!
まずこれらのショットを狙ったコースへ正確に打つことが大切です。
続いてショットの速度を変えること。強いショットばかりがいいのではなく、弱めのショットを混ぜたりすることで、相手の不意を衝くことができたりします。
続いて、角度を変えること。
スマッシュ一つとっても、角度のあるスマッシュがありつつ、比較的スマッシュの角度をつけずにライナーっぽく飛んでくるスマッシュ両方があるのは、相当脅威です。意図的に角度を変えられるようになっていきましょう!
続いて、打つタイミング。
タイミングが変わるだけで、相手プレイヤーは足が止まったり、フェイントをかけられたようになります。いわゆるタメというものですが、これを意図的に全てのショットで出来るようになったら…
相当すごいですよ。
同じフォームからショットを変える!
これをやられると、シンプルに取れません。スマッシュかと思ったらクリア、ヘアピンだと思ったらクロスネット、など。
様々なショットを使い分けつつ、同じフォームで打つことを意識するのが大切です。
さらに、『カットをかける』ということ。
スマッシュにカットをかけることで、予想より前で失速したり、プッシュにカットをかけることで、考えていたのと違うコースに来たり、、、
カットをかけることで、ショットのバリエーションがどんどん広がります。遊び感覚からでOKなので、カットをかけてみましょう。
そして、ラストはシンプルに『ショットのミスを減らす』ということ。
どれだけ良いショットでもミスをしていては、質が高いとは言えません。一つ一つのショットを鉄則①〜⑥で高めつつ、⑦のミスを減らすことは忘れない気持ちでいきましょう。
一つ一つのショットを磨いていくときに、『7つの鉄則』は指針になります!
この7つの観点を忘れずに、練習に取り組んでいきましょう!
株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
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