バドミントンには「反射神経」ってとても大切!シャトルが打たれたと同時に動き出しをしないと、シャトルに追いつくことができなかったり、足を止められてしまっても、すぐに動き出すために足をすぐに動かさなければなりません。
今回は幼稚園・保育園児でもできる「反射神経ゲーム」を紹介していきます。子供たちの運動能力向上にも役立つワイワイ楽しめるゲームです。小学生でも楽しみながら行っているので、何人か集まる場があればやってみてください。
ちなみにじゃんけんを覚えたばかりの子供たちには早いですが、「後だしジャンケン」も反射神経を鍛えるのに有効的です!相手が出したものに対して勝てるものを出すのか、負けるものを出すのか、これが案外、負けるものを出すのが難しかったりします。
反射神経とは
反射神経という言葉はよく聞きますよね、でもこのような名前の神経が存在するわけではないです。
反射神経は脳から筋肉に「動け」と、信号が伝わるまでにかかる時間を指す言葉として使用されています。
スポーツ科学においては反応時間という言葉が反射神経に近い言葉だといえます。
ちなみに、反射神経が良い人とは、例えば、飛んできたボールをサッと避ける、机から落ちかけているものを掴む、バドミントンのスマッシュに反応してラケットを出す、スタートの合図に素早く反応するといったことができる人が挙げられます。
神経系の発達は、12歳ごろにできあがると言われているので、6〜8歳の小学校低学年までに様々な運動経験をしていることが、反射神経が良い状態にするために重要です。
いろんな動作の中に、反射神経だけではなく、バランスや連結、リズムといった運動能力を向上させることに繋がります。
3つのゲームで反射神経を鍛えよう!
小さいうちは、ゲーム感覚で取り組んでみましょう!今回はそんなゲームを三つ紹介します。
みんなで競い合ったりも楽しいですが、立った状態で腰の位置から鉛筆を落として床に着くまでにキャッチする、といったように身近に行うこともできます。
①合図でダッシュ
- スタートラインを決めそこに子供たちは立ちます
- コーチや指導者、親は笛やホイッスル、もしくは手を叩くことでスタートの合図を出します、一定の距離まで走らせましょう
- 「よーいドン」ではなく、「ドン」の合図だけでスタートするように説明します
- 立った状態、後ろを向いて、三角座り、仰向け、うつぶせ、正座、と言ったようにスタート時の体勢を変えたり、寝転んだ状態から「手を使わずに立とう」「右手だけで立とう」など制限をかけたりします
- スタートの位置で見て「誰が反応早かったか」ゴールの位置で見て「誰が早く反応できて走れたか」に注目しながら声をかけてみましょう
音に反応すること、音に集中すること、が鍛えられます。前を向く、立つ動作からダッシュをする、ということで連結、変換能力の向上にも繋がります。
②旗揚げゲーム
- 指導者、コーチは両手に目印となる色のものを持ちます。例えば右手に赤のバトン、左手に青のバトン
- 子供たちは三つの線がある真ん中に立たせましょう
- 右の線は赤、左の線は青と両手に持っているものの色で線の方に動くよう指示します
- 線の上でジャンプやタッピングといった動作で指導者、コーチの指示を待ちます
- 適度なタイミングでバトンを上げて、子供たちは色を間違えないように素早く反応して動きます
- 背中の後ろでバトンを持ち替えたり、声では青!と言って赤のバトンをあげたり、赤い線の方に体を動かしながら青のバトンを出したり、工夫しながら子供たちを騙すように指示してみましょう
聴覚だけではなく、視覚も使いながら反応速度を高めます。ただ反応するだけではなく、色や声を聞いて正解を導き出すことも楽しく神経を鍛えることに繋がります。
中には、指示係をしたい!というお子さんも出てくると思います。
③跳ね返りキャッチ
- ボールやシャトルを使って行ってみましょう
- 壁から2メートルから3メートルほど離れて、コーチと子供たちは並びます
- コーチが壁に向かってシャトルやボールを投げて、跳ね返ってきた球をキャッチします
- 最初は真っ直ぐ返ってくる球を意識して投げます
- 慣れてきたら壁の高め、低め、速く、遅く、回転かけるなど工夫していきましょう
ボールをキャッチすることは識別能力や空間認知能力を鍛えることに繋がります。跳ね返ってきた球がどこに向かうのか、自分がどの位置でタイミングよく手を出せばいいのか、瞬時に判断することが必要です。
ゲームを詳しく解説!
1,認知段階→ゲーム内容を知る
どのようにコーチが指示を出し、自分はどのように動くべきかを理解しようとします。
2.連合段階→考えながら動く
初めて認識した動作の場合、想像してみるだけでは出来るようになりません。実際に動いてみて試しながら、徐々に感覚とのズレをすり合わせていきます。間違えないようになったら、次の段階言葉と指示をあべこべにしてみる、など考えながら動くを再度実施します。
3.自動化段階→考えなくても出来る
考えてから動いていた動作を、見た瞬間、聞いた瞬間に体が勝手に動くまで、繰り返し練習をします。この段階に持ち込めてこそ、反射神経を鍛えることに繋がるので、一回やってみるゲームではなく、何度か続けながら「この前より早く動けた!」を実感させていくことが大切です。
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こかけあkidsです。こかけあkidsは日本最大級のバドミントンスクールが運営する、5歳〜10歳向けのバドミントンスクールです。幼少期に備えておきたいバドミントン技術の向上はもちろん、どんな競技や社会でも活躍できる人材の育成(非認知能力の向上)に力を入れています。現在、名古屋市中村区で開校しておりますので、お近くにお住まいの方はぜひ!無料体験にお越しください。youtubeでも情報発信しているのでぜひご覧ください!
まとめ
今回は反射神経を鍛える簡単なゲームを3つ紹介しました。
工夫をすれば普段の生活の中でも、鍛えることができる神経ですが、ゲーム性を持たせる、友達とやる、ということで楽しく遊びながら鍛えられます。
幼稚園や保育園児、小学校低学年となると、これをするためにこの練習をする、といってもなかなかわかる子はいません。
楽しく競いながら行うことで、いつの間にか身についている!そんな状態を作ることが、子供向けレッスンでは重要だと考えてます。
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こかけあkidsでは「バドミントン」の上達だけに留まらず、幼少期に身につけたい運動能力の向上を目標としてレッスンを行っています。勿論バドミントンの上達にも活かせますが、他の競技に移ったとしても「覚えが速い」「体を動かすのが上手い」なんて言われるような、運動神経の向上を目指しています。
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KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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