こんにちは!りえコーチです😊
バドミントンの試合中のメンタルは、コートに立つ選手自身が考え落ち着かせなければいけない、と思っているかもしれませんが、周囲の言葉かけ一つでもメンタルは強くなることがありますし揺れ動くことがあります。
私が中学生のときの話ですが、今でも覚えているコーチからの言葉がけの出来事です。
シングルスのゲーム中、あなたは17-11で勝っていたとします。
次のラリーを始めるまで頭の中は何を考えていますか?
▼あと4点、一気に行くぞ!と強気になる ▼次のラリーはクリアーきたらクロススマッシュ打ってと次のラリーのことを考える ▼17-19だ!と思い込み緊張感を自分に持たせる ▼隣のコート良いラリーしてるな、なんて落ち着いている ▼あそこクロスに打てば良かったかも、とラリーの反省をしている |
考え方はみんなそれぞれ!一つではないですよね。
そんなこと考えている人いるの?なんて思うこともあるかもしれませんね。
私は ▼17-17だ!と思い込み緊張感を自分に持たせる タイプでした。
点数が離れて「油断」を持つとなぜかミスをしやすかったり、すぐに追いつかれることがあったから、自分なりに考えて頭の中では常に緊迫した試合展開を想定して行っていました。
それをコーチに話すと「そんなネガティブな考えじゃ思いっきりプレーできない、次はスマッシュで決める!絶対ミスしない!とか考えて強気にいこう!」と言われました。
その時は「そうか」と素直に受け入れたけど、しっくりきませんでした。
そこで今回出会った「こどものメンタルは4タイプ」の本で、納得することがあったのでタイプにあった言葉かけのご紹介です。
こどものメンタルは4タイプ|やる気を引き出す&自信がみなぎる言葉かけ
ここでは詳しく書かないので、気になる方は本を読んでみてください!
大人よりも子どもたちはメンタルの特徴が顕著に出るようです。人生経験の少なさからタイプが顕著に出ますが、大人は色々な経験をすることでこの場合はこのように対応するなどバランスを取りながら過ごします。
チェックするのはこの二つ!
行動が素早いか・ゆっくりか!?
感情的か・理性的か!?
そして、
①行動が素早く感情的(火)
②行動が素早く理性的(風)
③行動がゆっくりで感情的(水)
④行動がゆっくりで理性的(地)
の4つに分けられます。
4つのメンタルの特徴|バドミントンに活かす!
①火
調子がいい時は周りが見えなくなります!独りよがりになりやすいため「〇〇が良いから活かそう!」など良いポイントを褒めながら、見ているよ!ということを伝えていきます。失敗した時もポジティブな言葉かけで、背中を押してあげます。「自主練しなさい!」など命令形の言葉かけはNG。本人が分かっていない、褒めポイントを見つけてあげると、信頼関係UPです。
■17-11の場面では「スマッシュいいね!このまま行こう」
②風
目標の再確認や再設定の時間をとることで、調子がいいときに「これくらいでいっか」と満足してしまう可能性を排除していきましょう。否定的な言葉かけはNG!失敗については理屈が分かれば繰り返すことが少なくなります。だから「何が原因か」を一緒に考えながら話し合うことが必要です。また褒めるときは「天才」「すごい」では響きません!「〇〇ができているね」「〇〇がすごいね!」と具体的に褒めると信頼関係が築きやすいタイプです。
■17-11の場面では「あと3点、一気に取るよ!頑張れ」
③水
自分で考えて行動できるタイプなので、調子がいいときは「絶好調だね」と簡潔に客観的に伝えましょう!また、失敗(負けた)したときは深掘りしないで、見守りながら「次どうしようか」と一言、人からの期待感や責任感は持たせないように注意しましょう。
■17-11の場面では「落ち着いて!いつも通りね!」
④地
調子がいいときは自惚れやすいから現状を打破する言葉かけがGood!「用心しよう!」と「今、どうすべきかな?」と。これならうまくいく、なんて考えてしまいがちなので止められるようにしましょう!また、失敗(負けた)したときは共感し、経験談や先人の知恵を使って話してあげると、立ち直りやすいです。
■17-11の場面では「すぐ追いつかれるよ、慎重にね」
自分はこのタイプだな、ウチの子はこのタイプかも?
なんて、当てはまりそうなタイプは見つかりましたか?
私は④だったから、17-11と調子がいい状態であれば「用心しよう」という気持ちを持つことで、メンタルを平常心に保つことができ良いプレーが続けられたのだと思います。
親や指導者の言葉かけ|バドミントンの試合の後、なにを話す?
負けた試合の子どもに何て言葉かけしていますか?
「あの決め球ネットにひっかけるからだよ!」と指摘
「悔しいねー練習がんばろうねー」と共感
「おつかれさま」とあっさり
「ラウンド側からのカット良かったよ!がんばったね」と褒める
色んな言葉があって、試合内容にもよりますがどんな言葉をどんなニュアンスで伝えるかによって子どもたちの受け取り方は変わってきます。
「次は勝てる!頑張ろう!」と言うと・・・
▼「やっぱりそうだよね!」とやる気を出す子
▼「何も知らないくせに」と反抗する子
▼「いちいちうるさい」とめんどくさがる子
いろんな受け取り方をされます。また、学年があがるにつれどのように受け取ったのかを、言われた側は感じづらくなります。
深く考えながら会話をするのは、手間に感じるかもしれませんが、ポイントだけ頭に入れておきましょう❗️大事な瞬間の言葉かけだけでも、子どもたちにとってプラスに影響を与えられる言葉を伝えてあげたいですよね。
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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