バドミントンのネットの高さって知っていますか?私は小さい頃、ネットを張るとき自分の身長に合わせてた時期もありました!知らなくても問題はないかもしれませんが、せっかくなら【公式ルール】を知って、バドミントン競技をもっともっと知っていきましょう!!😊
バドミントンのネットの高さは何センチ?
コート面(床)からのネットの高さは、中央が1.524m、ダブルスのサイドライン上(ポール辺り)では1.550mです。おおよそ152~156センチと思えばいいかと思います。【端から端まで同じ高さ】と思っている方が多いかと思いますが、真ん中と両端では2.6センチも差があるんです。
2.6センチと言えば・・・500円玉の直径が2.65センチなので、丁度同じくらいなんですよ!
これからネットを張る際は「少し弛ませて張る」と覚えておきましょう!
公式の大会では専用器具でネットの高さを測定し、しっかり張られているかの確認がされてから試合が開始されます。私は打つコースによってこのネットの高さを意識しながら・・・やるほどの技術はありませんでした。が、世界のトップ選手はやっているかもしれませんよね😲!
年齢でバドミントンネットの高さは変わらない
バレーボールでは小・中・高・一般プラス男女でネットの高さが変わるようですが、バドミントンは変わりません。小さな子供たちにとってはとっても高く感じるネットです。ラケットのフレームは全長で680mm以内、幅は230mm以内と規定があります。仮に120センチの子供がラケットを持って手を伸ばすと約180センチになります。ネットの上にストリングドエリアが見えるくらいですかね。
バドミントンネットの大きさを確認
競技規則ではこんなことも記されています。
第6項 ネットは、濃い色で、一様な太さの細紐で均等に15mmか ら20mmの網目で作られたものとする。
たまにシャトルがネットに挟まることがあります。シャトルの半球状のコルク台は直径25~28mmなので、少し押し込めば入るイメージがわきますよね。
第7項 ネットは、丈が760mmで、幅は少なくとも6.1mはあるも のとする。
第8項 ネットの上縁は、幅75mmの白色のテープを、二つ折り にして覆い、そのテープの中にコード(紐)またはケーブル (綱)を通す。このテープの上部は、紐または綱に密着して いなければならない。
こんな風に定められてるんだ、って気にしなければ絶対知ることのない数字ですよね。
バドミントンのネットの高さに関するルールを知っておこう!
以下の事象はフォルトになります。
■ラケット、身体または衣服でネットまたはその支持物に触れたとき。
ダブルスのラリー中、ペアがシャトルを打っているときにネットを掴んでいたり、触れているだけでも相手の点数になってしまいます!要注意!
■ラケットや身体でネットの上を越えて少しでも相手のコートを侵したとき。
ネットの上から手を出したりラケットを出したりしたら、フォルトになってしまいます。
■ラリー中に打点がネットより打者側でなかったとき。
これはよくある事象です!プッシュを打とうとしたときに、ネットを越えてきそうかな、というシャトルをラケットを押し出してプッシュした場合、フォルトを取られることがあります。ネットをギリギリ越えてくるシャトルを打つ場合は「ワイパーショット」を打つように心掛けましょう!
■ラケットや身体でネットの下などから相手コートを侵し、 著しく相手を妨害したり注意をそらしたりしたとき。
このルールで大事なのは、 著しく相手を妨害したり注意をそらしたりしたときという部分です。ネット前に滑り込みながらシャトルを追いかけロブを打ち、少しネットから相手コート側に出てしまった場合は、シャトルはロブでリアコートにあることからネットから少し出てしまった足は相手の邪魔になっていない可能性があり「フォルト」と判断するのは難しいかと思います。勿論、決めるのは主審なんですけどね!
ちなみに・・・
サービスでネットの上にシャトルが乗った場合はフォルト
ラリー中にネットの上にシャトルが乗った場合はレット
※フォルトは相手の点数、レットはやり直し
まとめ
バドミントンのネットの高さについてまとめてみました。始めたばかりの方も、経験者の方も用具のことやルールのことを曖昧にしか把握していない方もいるかと思います。勿論、知らなくてもバドミントンを楽しむことはできますが、知っておくとより楽しく試合に望めるのではないでしょうか?
バドミントンの準備で、ネットをピンピンに張ろうとしている人がいたら「両端と真ん中は500円玉くらい高さが違うんだよ!」と教えてあげてください!
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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