こんにちは😊コーチのりえです!
今回はシングルスの戦術についてご紹介します。
シングルスは特に「打ったらホームポジションに戻る」ことが大事で、コート全体を素早く動く練習をすると思います。
どんな球にも反応し、打ち返すことができれば強いのですが、そこから点を取るにはラリー中の状況判断を正確に行いながら攻めていくことが大切です。
頭で考えてラリーを組み立てることができなければ、勝つことはできません。
シングルスの練習ではノックやパターン練習を多く行うと思いますので、ラリーの展開を想定した配球を意識して取り組みましょう!
甘くなるまでスマッシュを打たせる
球が上がったらスマッシュを打ってくるタイプの選手に対する戦術です。
球が上がったらどんな体勢でもひたすらスマッシュを打ってくるような、負けん気の強い選手を見かけます。そうしたスマッシュ主体の選手には、スマッシュを何度も打たせて相手を動かし攻撃に切り替えていきます。何度もやみくもにスマッシュを打っている選手は、徐々にコースが絞られたり甘くなることで隙がでてきます。その時に自分のテンポを上げて攻撃に転じましょう!
■スマッシュレシーブで相手を動かす
相手の球に対して正確なレシーブが必要となります。上げたり、落としたり、前後左右に振りながら甘くなったスマッシュに対してクロスでレシーブし、相手の体勢が崩れた状態で上がってきたロブを狙う戦術です。
■攻撃に転じてテンポを上げる
体勢が悪い状態でロブを打った相手は戻りも遅くなっているはずです。だからこそボディーにスマッシュを打ち込み、相手が返球しづらい状況を作ります。甘く返ってきた球を確実に決めるようにしましょう。
スマッシュ・カット&ネットで攻める
自分は攻撃型!シャトルへの反応の遅い相手に対する有効な戦術です。
攻撃型の選手は自分から前後に素早く動き、相手を揺さぶる戦術が有効です。相手にはコート中央のホームポジションより後ろでレシーブさせるように配球し、次は前に出てこさせるパターンを繰り返します。出遅れる相手は徐々に体勢を崩さざるを得ないので自分のペースを掴むことができます。
①相手の斜め後ろを狙って長めのスマッシュやカットスマッシュを打つ
②相手は体より後ろでとることになるため、返球はネット前になりやすい
③すかさず前に詰めて仕留める
④出遅れた相手は触れないか触れたとしてもロブで逃げるのが精一杯となる
大事なのは、相手の斜め後ろで取るような球を打つということ、そして相手の体勢を見てすかさず前に詰めるということです。相手がサイド、一歩足を出して体の前でコントロールしやすい場所に打ち込んでも効果はありません。
スマッシュ練習の際にサイドラインを狙うのもいいですが、長めのスマッシュ、短めのスマッシュも頭にいれて練習するといいですよ!
フォア奥へ攻める(右利きの場合)
フォア奥へ配球して相手の体勢を崩す戦術です。
ネット前に2.3球カットを沈めてからフォア奥へ配球すると、相手の体勢を崩しやすいです。ただ、2.3回このパターンをやるだけでは利きません、何度も繰り返すことで体勢が崩れ甘くなった球が返ってきます。
💡ポイント
コート後方で打つ場合は、右足で地面を蹴り左右の足を入れ替えて、戻りの第一歩は右足になる方が多いと思います。しかし、体を右側に開いて打つフォア奥は、同じように足を入れ替えて右足を前にして戻る場合、腰を回転させづらく戻りが遅れてしまいます。だからこそ、体を入れ替えずに左足を一歩出し、戻る練習をすることでスムーズな戻りが実現します。
まとめ
今回は三つの戦術をご紹介しました。相手の体勢を崩して甘くなった球を決めるパターンですが、自分自身がしっかり動いて、相手の返球に反応しながら思い通りのところに配球できなければ成り立ちません。まずは、コート内を速く動く、シャトルに素早く反応する、やらなければならない練習を日々がんばっていきましょうー!!!
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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