バドミントンにはフットワークが重要!コートを縦横無尽に、そして速く動き回るためには、フットワークを身に付ける必要があります。
小さいうちはとにかく、シャトルを追う、走ることを重要視してほしいです。
最初から、これは取れない、無理、なんて諦めるよりも「追いかけたら取れた!」「今日は触れた」「ラリー続いた」というように、やればできる!の感覚を身に付けてから、フットワークを取り入れていきましょう。
そうすることで、今までがむしゃらに追いかけていたのが、フットワークを使うと速く追いついた、動きやすい、と楽しい感情が生まれて来ます。
今回は、そんな小学生低学年向けのフットワークについて紹介していきます。
バドミントンにおけるフットワークの重要性とは?
バドミントンのフットワークは効率よくシャトルに追いつき、打ちやすい姿勢でシャトルが打てるように考えられた動き方です。普段の生活で使う体の動かし方ではないので、慣れるまで時間がかかるかもしれませが、まずは前後の動き・左右の動きを覚えて、応用しながら動けるスペースを広げいきましょう。
フットワークは、「前に来たからこう動こう!」なんて考えているうちはまだまだコートの中を速く動けません。無意識のうちにフットワークが出てくる、そんな状態まで繰り返し繰り返し練習する必要があるのが「フットワーク」です。
【初心者・低学年向け】フットワークの足の位置
シャセ、サイドステップ、クロスステップを使い分けます。
向き合って練習するよりも、指導者の後ろに立たせて足の動きを真似してもらいましょう。その時、ステップが上手に踏めてても歩幅が小さい子がいます。このステップでここのラインまで行こう!など目標を示してあげると子どもたちは動きやすいです。
またステップで目標ラインを決めるよりも、パイプ椅子などを置いてラケットで触るように練習すると、どの位置まで取れるのか、と子どもたちが把握できるのでおすすめです。
【初心者・低学年向け】基本的なフットワークの覚え方の流れ
■足のステップを覚えるのか
■速く動かすことを覚えるのか
狙いを一つに絞って伝えることが良いでしょう。
私自身が幼い頃にやっていたメニューを紹介します。
①ひたすら周り続ける
フォア奥(カット)→バック前(プッシュ)→フォア前(プッシュ)→フォアハーフ(スマッシュ)
バック奥(カット)→フォア前(プッシュ)→バック前(プッシュ)→バックハーフ(スマッシュ)
対角の動き、V字の動き、攻めの動きを行えます。
②目の前の相手と数を競う
向かい合ってサイドレシーブ右左を全力で10秒間動き続ける
お互い交互に行いますが、相手よりも速く動くことを意識します。
回数を数えるのも良いですが、相手のスピードを見て感じることでそれよりも遅いスピードで行えないという意識が自然と見栄えてくると思います。
③4点手投げノック
こちらの動画を参考に▼
同じ要領でフォア前、バック奥、バック前、フォア奥、と順番に動き続けます。基本は足の入れ替えを行わずにサイドステップのみで動き続けます。バック奥は右利きの場合左足でジャンプ、フォア奥は右足でジャンプして足の入れ替えは行いません。
初心者の方に多いのが、後ろを打つときは必ず足を入れ替える、前行くときはサイドステップ、なんてこうしなければいけない、と思い込む方がいますが「どうしたら効率よくシャトルに追いつけるのか」「この球を取って次の球を狙うためにはどのように取りに行くのがいいのか」先を見据えた動きを意識していきましょう。
この記事を書いているのは・・・▼
こかけあkidsです。こかけあkidsは日本最大級のバドミントンスクールが運営する、5歳〜10歳向けのバドミントンスクールです。幼少期に備えておきたいバドミントン技術の向上はもちろん、どんな競技や社会でも活躍できる人材の育成(非認知能力の向上)に力を入れています。現在、名古屋市中村区で開校しておりますので、お近くにお住まいの方はぜひ!無料体験にお越しください。youtubeでも情報発信しているのでぜひご覧ください!
フットワークの打ち方の練習でつまづきやすいポイントは?
①体の上下が大きい
体が上下してしまうと、シャトルを的確に捉えるのが難しくなることや、動きの無駄に繋がりフットワークが遅くなります。
理想は上半身はあまり動かさず、下半身で動き続けることです。
②行きと帰りで歩数が違う
2歩でシャトルを取りに行ったのに、ホームポジションに戻る時は4歩使ってる。なんてことがよくあります。行きと帰りは同じ歩数で動けるように意識しましょう。
できないな、苦手だな、という子は「バック走」や「バックスキップ」「バックケンケン」など、後ろ向きで動くウォーミングアップロードを必ず取り入れるようにしましょう。
③ランジの姿勢で踏み込みすぎている、後ろ足を引き寄せていない
前に出した足のつま先より先に膝が出ることはよくありません。体重が前にかかりすぎて戻りが遅くなり、膝を痛めることにも繋がります。
また、出した足に後ろ足を寄せてからではないと、戻りづらいです。出した足にすり足で引き寄せること(画像の左側)も意識してください。
④強く打つための腰のひねりがない
画像の真ん中と右側を参考にしていだきたいのですが、想定されるシャトルに対して手だけで行ってしまう子は、腰を入れることを意識してください。
【応用編】フットワークのスピードあげるコツ
重心の移動を感じることが重要です。右側に動きたいなら、そのまま右側に動くよりも左側に少し重心を掛けて反動で右側に動いたほうが速く動けます。子供たち伝えるときも、どっちのほうが動きやすい?など聞きながら、自分で比較して覚えてもらうことが良いでしょう。
他にも腰が上がった状態か、腰を落とした状態か、どちらのが動きやすいのか、つま先の向きは?など比べて感じてもらうことが大切です。
もう一つ、自分のスピードでフットワーク練習に取り組まない!ということです。自分のペースでいくらやってもスピードは上がりません。目標とできるスピードを目指して取り組むこと、限界を突破することにトライできるように、指導者や親御さんは声がけしていきましょう。
おすすのフットワークの練習方法
こちらの動画二つを参考に練習してみましょう。フットワークとショットの練習を合わせていくことで、より実践に近い形に繋がります。
まだまだ、フットワークがうまくできないな、という方はコートの中でライン鬼ごっこをしてみましょう!バドミントンの自軍コートの中にあるラインのみで、①走って鬼ごっこ②サイドステップで鬼ごっこ③ケンケンで鬼ごっこをやってみてください。人数は多くて4~5人くらいで行い、1分間ほどの短い時間で全力で動くことを意識します。ラインから落ちないようにすることは勿論、素早い方向転換み必要です。
まとめ
バドミントンのフットワークは日々の積み重ねが大切です。体育館でしか練習できないと思わずに、お家でもチャイナステップや階段上り下り、縄跳びなど俊敏性を敏捷性を上げる練習を行ってみてください。
小さいうちは楽しく体を動かすことはもちろん、何か小さな目標を決めてそれを達成する喜びを感じてもらいましょう!
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KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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