こんにちは😊
バドミントントレーナーのYukoです。
今日は女子選手には是非知っておいてほしい『生理痛』に関するお話しです。
生理痛がひどくて、練習がきつい
生理痛だけど、周りのみんなと同じように練習頑張りたい
そんな風に生理痛で悩んでいる方は是非参考にしてください。
また、男性の方も、娘さんや女子選手の指導をする際には、知っておいて損がない内容なので、最後まで見てくれると嬉しいです!
生理痛だけでなく、女性なら少なからず生理の悩みというのは、バドミントンの練習とつきまとうと思います。
そして、この生理の症状はバドミントンのプレーにも影響を与えてしまいます💦
これは、自分が悪いのではなく、ホルモンの関係でしょうがないことでもあります!
ただ、どんな影響を与えるのか、どうやって対応をとるといいのか。
これを知ることによって、変わってくる部分もありますよね!
生理の症状というと、生理前のイライラや、貧血、体重が増えてしまう、だるさや倦怠感などなど…
本当に症状や感じ方は人それぞれです!
その中でも今日は特に『生理痛』をテーマにお話ししたいと思います😊
他の症状についても、また別のブログでお話ししていきますね!
では行きましょう!
生理痛のメカニズム
まずは、なぜ生理痛が起こるのか。
大きな原因として、生理中に血液を外に出すときに、子宮が収縮することによって、お腹や腰回りの痛さにつながるといわれています。
女性は、赤ちゃんを産むために子宮にベッドのようなものを作ります。
妊娠しなかった時に、その作ったベッドを血液と一緒に外に出すのが、いわゆる『生理』です。
その時に、子宮がぎゅっと収縮して、血液を外に出します。
この時の『ぎゅっと』これが生理痛の原因です。
ホルモンのバランスや、血行不良、成長期で子宮の入り口が狭かったり、ストレスなどにより、生理痛が重くなってしまう方もいらっしゃるんです。
生理痛のバドミントンへの影響
生理痛のバドミントンにはどんな影響を与えるのか。
実は、生理と女性アスリートのコンディショニングは、まだまだ研究途中です。
今年に入って、イギリスの女子サッカーで、世界で初めて生理の周期に合わせたトレーニングを取り入れた。というのがニュースになりました。
なので、今回は、生理中のトレーニングや身体の状態に関する研究や情報を踏まえて、バドミントンでの影響ってこんなことがあるだろう!というのを3つ、お話ししていきます。
①集中力の低下
1つ目は集中力の低下です。
生理痛によって身体がツライと、どうしてもプレーに100%集中できなくなってしまいます。
皆さんも経験あるのではないでしょうか?
『練習頑張ろう!』って思っていても、痛みを少しでも感じると、そこに意識が向いてしまったり。
メンタル的にもネガティブなってしまったり。
生理痛だけでなく、身体のどこかに痛みがあると、どうしてもそこが気になって集中できなくなってしまいますよね。
②パワー低下
2つ目の影響はパワーの低下です。
子宮の収縮によって、血液を外に出そうとしているので、下腹部に力が入りづらくなります。
この下腹部というのは、骨盤周りの筋肉なので、上半身と下半身をつなぐとても重要な部分です!
普段スマッシュを打つ時や、スピードを上げる時だって、下腹部に力を入れています。
その力が入れづらくなると、ショットのパワーが低下したり、スピードが出しづらくなる、という影響が感得られます。
③怪我のリスクが高まる
3つ目は怪我のリスクが高まるということです。
これは、生理痛だからではなく、生理中は怪我が増えるということが、研究でもわかっています。
なぜなら、生理中は関節が緩くなるからです。赤ちゃんを産む準備をするために、骨盤が緩んで、その影響で関節自体が緩くなりやすいそうです。
いつもと同じようにプレーをしていても、身体への負荷がかわることで、怪我に繋がってしまいやすくなります。
生理痛との付き合い方
生理痛による、バドミントンへの影響わかりましたでしょうか?
影響は分かったけど、練習だって頑張りたいですよね!!
大事なのは、色々な影響がある中で、自分はどの影響を受けやすいか?をしっかり理解して、それに対しての対策をとっておくことです。
集中力が低下しやすいなー!と感じるなら、低下した時に練習で意識することを決めておく。とか…
生理中に腰が痛くなりやすい方は、いつも以上に体幹を意識して練習する。とか…
怪我のリスクが高いので、トレーニングの負荷を調整するなど、自分なりの対策を持っておきましょう。
そして、生理痛の辛さは本当に人それぞれです。
練習に影響あるな…と悩んでいるなら、一度婦人科系の病院に行くのも大事なことです。
デリケートな悩みで、中々相談しづらいですが、毎月苦痛を感じて、練習に影響が出てしまったり、怪我に繋がってしまったら、そのほうが悔しいですよね。
専門家に頼ることも本当に大切です😊
まとめ
今日は、『生理痛がしんどくて悩んでいる』そんな女子選手に向けて、生理痛がバドミントンにどんな影響があるのか?そして、どんな対策をとったほうがいいのか?
これについてお話しました。
生理痛は、血液を外に出すために、子宮が『ぎゅっと』収縮するときに、腰やお腹に痛みを感じるというのが原因でしたね。
そして生理痛がバドミントンに与える影響を3つ紹介しました。
①集中力の低下 ②パワーの低下 ③怪我のリスクが高まる |
生理痛は、ただお腹が痛い…だけでなく、バドミントンにも影響がある。
このことを理解して、自分が影響を受けやすいことに対して、対策をとることが大事でしたね!
そして一番は、本当に悩んでいたら、専門家に頼ってほしい!
これを伝えました。
生理の悩みは、デリケートで相談しづらいですが、そんな悩みが少しでも少なくなって、バドミントンの練習に打ち込めることを願ってます!!
KOKACAREバドミントンスクールフィジカルトレーナー。中学校からバドミントンをはじめ、慶應義塾大学体育会バドミントン部でレギュラー選手になる。大手フィットネスクラブでトレーナー・マネージャーとして活躍後、パーソナルトレーニングスタジオKOKACARE立ち上げ。年間の施術人数は述べ2,000人を超える。