バドミントンのダブルスはシャトルを上げないことだと思います。シングルスなら相手を走らせたり、足を止めたりすることが必要となってきますが、ダブルスでは足を止めてもパートナーがカバーしてくれます。では、何を大事にしたら勝てるのか・・・
一番重要なのは相手にシャトルを上げさせる配球です。サーブ、サーブレシーブから始まり、3球以内に主導権を握ることが大切です。
男子ダブルスでは特に主導権争いが鍵となってきます!女子ダブルスはラリーが長くなりやすく、いかに陣形を崩すかが鍵となりますが最初の3球で主導権を握っていればポイントを取りやすいパターンへ持っていくこともやりやすくなります。
だからこそ、サーブ周りについて考えていきましょう!!
今回はサービスからの三球目、サービスレシーブからの三球目についてどう主導権を握るか考えていきたいと思います。
ダブルスのサービスから3球目で主導権を握る
基本コースで返球を予測して狙おう!
サーブレシーブは基本的にストレートに返ってくると思いましょう。偶数点の際、右利きであればストレートに返球することで相手はバック側でのタッチになるため、ストレートが多いと予測できます。
そこで、前衛はストレートにきた球に対して「浮かない返球」を意識して対応します。ストレートの返球に絞っていた前衛が、クロスに来た球に反応すると下からのショットになって上げることになるため、後衛に任せることが大切です。
後衛も左前を前衛が仕留めてくれる、と思ってサーブレシーブに備えます。前衛はストレートの返球に対してクロスに浮かない球をを打つと意外と効果的に主導権を握れます。
ダブルスのサービスレシーブから3球目で主導権を握る
浮いたサービスに対しては叩くのは勿論として、好サービスに対してのレシーブは原則としてネット前の①ハーフの②クロス奥の③が多いでしょう。
正し、どれも相手に下から打たせることを意識します。特に②や③は相手の後衛に下から取らせれば上げてくる確率が高くなります。
なぜかというと、ネットから離れた位置で下からのショットでネットすれすれを狙うのはとても高度な技術が必要です。少しでも浮いてしまえばプッシュされてしまうことを考えると上げるほうが無難、だと選択する人が多いでしょう。
紫の色が掛かっている部分は、②③でで後衛が取った際に、相手からの返球で意識しておくゾーンです。仮に叩けなかったとしても、高い打点で取る・反応することができれば、有利な展開に持っていくことが可能です。
また、①②への返球を基本として、球に③に返球することで相手の裏をかきやすいので、③はここぞ!という場面で打つことを意識しておきましょう!
ダブルスの立ち位置を確認!どこに立ってる?
ペアがサービスを打つとき、あなたは①~③どの位置に立ちますか?
ペアのサーバーとの距離が近すぎても遠すぎてもだめですよね!適度な距離感を掴みながら、「サーブレシーブで何を狙うか」を考えて立ち位置を考えましょう!
小学生では③に立つ子をよく見かけますが、自分なりの考えがあってなのかな?なぜそこに立っているのか、意識させるのも指導者として重要ですよね。
下記画像では狙われやすい場所を白枠で記してみました。
左寄りに立つことで右側を狙われやすい
後ろ目に立つことでハーフを狙われやすい
右寄りに立つことで左側を狙われやすい
前寄りに立つことで後ろを狙われやすい
あえてその位置に立ち、そこに来た球を狙う!という戦術も良いですよね!
毎回毎回同じ位置に立つ方も多いと思いますが「あえて」立ち位置でプレッシャーを与えて、返球コースを絞る、というちょっと上級レベルの戦術も試してみてください。
KOKACAREバドミントンスクールコーチ。小学生からバドミントンを始め、岡崎城西高校・早稲田大学・豊田通商バドミントン部で活躍。インターハイ準優勝、インカレベスト8などの輝かしい成績を残している。2児の母として、子育てをしながら、コーチとして、今までの経験を活かし、『できた!!』が溢れるレッスンを心がけている。
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