KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。本日はダブルスの戦術について。
後衛が打ってくれたスマッシュに対して、前衛はどう動くのかについて考えていきます。
トップ&バックのとき、後衛が攻撃した後、相手の返球を前衛が早くさわれれば得点できる可能性が増します。
そのためには、
①前衛は相手が打つ前に球が飛んでくる方向を予測する。 ②予測した方向に動き始める |
ということが大切です。
ただ①をするためには、判断材料が必要です。この判断材料について紹介していきます。
判断材料は、スマッシュの通過場所
前衛はこれだけでも、無意識に出来るようになると前衛力は圧倒的に上がります!
判断材料は、、、
後衛のスマッシュが、 『前衛の視野のフォア側に入る』or『前衛の視野のバック側に入る』か? |
これだけです。
後衛の打った球が自分の横を通過した直後に動く!!!
そういうことです。
バドミントンのダブルスは、相手が打ってから動き始めるシングルスと大きく異なり、予測をして先に動き始めます。
つまり、パートナーのスマッシュが自分の立ち位置より、フォア側なのかそれともバック側なのかを『視界に入った瞬間、評価をする』ということです。
具体的に見ていきましょう!
これは、前衛の視界にはスマッシュが『バック側』に入っていますね。なので、左下の画像のように、『バック側』に動き始め、相手の返球を待ちます。
もちろん前衛は予測に基づいての動きなので、外れたら後衛はカバーリングします。
もう一ついきましょう!
今度は前衛の視界にはスマッシュが『フォア側』に映るはず。なので立ち位置を『フォア側』に移動し、返球を待ちます。
ただ注意点もあります。このパターンです。
この状況では、セオリー通りだと、前衛の『フォア側』をスマッシュが通過するはずなので、前衛は『フォア側』に移動する必要があります。
ただそれと同時に『左回りのローテーション』の可能性も考えないといけません。
ダブルスでは基本『左回りでローテーション』をしますので、後衛はスマッシュを打ったあと、ローテをするために前に移動するかもしれません。
なので、この場合どうするかを、パートナーと話し合っておく必要があるんですね!ここはパートナーと約束事をつくっておきましょう。
前衛は『どこにくるか分からない…』となるより、この判断基準を元に予測して行動するだけでも大いに変わってきます。
ぜひ実践してみてください!
株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
この記事へのコメントはありません。