KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。本日は、混合ダブルスのサーブについて考えていきます。
混合ダブルスでは、男子選手がサーブを打つときに、パートナーの女子選手を自分より前に立たせ、
ネット前の一部分を女子選手が守り、残りを男子選手がカバーリングするという戦術がメジャーです。
ただ、混合ダブルスの経験値が浅い選手の場合、男子選手と女子選手がどういう立ち位置でいるのがベストなのかよく分からないと思います。
実は、立ち位置は『これがベスト!』というものはなく、『男子選手と女子選手の関係性』で決まります。では詳しく見ていきましょう!
ポイントは、フォアorバック?
考え方のポイントは、
【移動も含め…】 ・男子選手はフォアとバックどちらが得意か(苦手か)? ・女子選手はフォアとバックどちらが得意か(苦手か)? |
この【移動も含め…】というのが実は大事です。
ダブルスはスピードが速いため、必然的に移動のスピードも速くしなければなりません。つまり、足が止まっている状況でどちらが得意か?苦手か?ではなく、コート内の移動も含め、どうなの?という観点が必要です。
もう少し具体的に見ていきましょう!
こんな立ち位置の時はどうでしょうか???
ざっくり5パターンありますね。
A:男子選手がフォアが得意 B:男子選手がバックが苦手 C:女子選手がバックが得意 D:女子選手がフォアが苦手 E:A~Dの組み合わせ |
Eのパターンの一つ、『AかつC』のとき、このサーブの陣形は得点パターンになりそうですね!
もう一つ見ていきましょう。
これも5パターンありそう。
A:男子選手がバックが得意 B:男子選手がフォアが苦手 C:女子選手がフォアが得意 D:女子選手がバックが苦手 E:A~Dの組み合わせ |
このサーブ陣形は、相手プレイヤーからするとオープンスペースにヘアピンを打ちやすく、攻めに転じやすいため比較的珍しいですが、理論上はあり得るパターンです。
このように、自分たちの得意・不得意から立ち位置を決めていくのがオススメです。
もちろん上達したら、相手プレイヤーの得意・不得意、癖に応じて立ち位置を変えることができますが、まずは自分たちをメインに組み立てていくのが良いでしょう。
最後に2パターンのせます。
ぜひ自分で考えて見ましょう!
自分たちの得意を活かして、サーブから攻めていけるダブルスを作っていきましょう!
株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
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