KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。本日はシングルスの戦術について紹介していきます。
あれ?クリアを打たれてるだけなのに、なんでこんな取れないんだろ…?
そんな選手と戦うことってありますよね。
もちろん、他のショットとフォームが変わらないとか、スマッシュが速いからこそ警戒してクリアが取れなくなっている…
なんて、いろんな理由があるかと思います。
今回はその中の大きな理由の一つ、
タイミングが違う!!! |
ということについて、扱っていきます。
実は、自分が予期したタイミングより、早くもしくは遅くショットが来るだけで、リアクションステップが遅れたり、想定外のショットに体が追いつかなかったりで、後手に回ってしまいます。
すっげ!!でも、どうやってタイミング変えるの???
今日はオーバーヘッドについて詳しく見ていきましょう!
オーバーヘッドの3つの打点
オーバーヘッドには大きく『クリア』『スマッシュ』『カット』『ドロップ』と4種類のショットがあります。これらをジャンプして打つとき、3つの打点を意識して打ってみましょう。
相手の動き出しが遅れて、優位になりやすいです。
【1st】飛び上がりながら打つ ジャンプと同時にラケットを振る。通常のテンポより早い。 |
【2nd】最高地点で打つ 通常のタイミング。角度のあるショットを打ちたい時に使うタイミング。 |
【3rd】着地と同時に打つ 着地と同時に打つ。通常のテンポより遅い。 |
基本的には、『2nd』を多用するし、もっとも多くの選手がよく打つタイミングもこれです。
ただ毎回このタイミングだと相手がそのリズムに慣れてしまう。
だからこそ、『1st』や『3rd』を使いましょう!これらを使いこなすことができれば、当然ショットの幅が広がり、相手を惑わすことができます。
簡単にいうと、今までは『ハイクリア』というショットをただ打っていたのが、『1stハイクリア』『2ndハイクリア』『3rdハイクリア』と3種類に変わるようなものです。
タイミングをコントロールして、より優位にシングルスを進めていきましょう!
【参考文献】
・マルチアングル戦術図解 バドミントンの戦い方(ベースボール・マガジン社)
株式会社KOKACARE代表取締役社長、KOKACAREバドミントンスクールヘッドコーチ。中学校からバドミントンを始め愛知県代表。高校では進学校の旭丘高校に通いながらバドミントンに没頭。慶應義塾大学に進学し関東学生でベスト16。教育業界・人事職を8年勤め、現在は小学生から社会人まで幅広い年代のバドミントン教育に携わる。
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