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『相手の構えで攻め方を変えろ!』バドミントン・シングルスの戦術

KOKACAREバドミントンスクール、ヘッドコーチの竹内裕詞です。本日はシングルスの戦術について。

最近バドミントン個別レッスンをしていると、『シングルスの戦術ってどうしたらいいんですか?教えてください!』という声をよくいただきます。

確かに、『戦術』って漠然としていて、どう考えたらいいか分かりませんよね…。そこで本日は、『相手プレイヤーの構え』に注目して、シングルスの戦術を考えてみたいと思います。

ポイントは、右足が前か?左足が前か?

まず以下のことを考えます。

①相手プレイヤーの構えを見る
②右足が前になっているか?それとも、左足が前?
③右足前だと、右ネット-左バック対角線の移動がしやすい
(左足前だと、左ネット-右バック対角線の移動がしやすい)

↓つまり…

④右足前だと、左ネット-右バック対角線の移動がしづらい
(左足前だと、右ネット-左バック対角線の移動がしづらい)

これだけだと、よく分からないので画像で見ていきます。

(引用)マルチアングル戦術図解 バドミントンの戦い方

まずこれが相手プレイヤーが右足前の状態です。これは自分からの視点であることを忘れないように!

そしてこの場合、重心移動と筋肉の使い方の関係で、Aの部分への動きがしやすく、Bの部分への動きがしづらい。

だからこそ、『動きづらいBを狙う!』という戦術です。

逆もまた然りです。

これは、相手プレイヤーが左足前の状態。先ほどもお伝えした通り、これは自分からの目線であることを忘れないように。

今度はBの部分への動きがしやすいので、動きづらいAを狙うということ。

非常にシンプルな戦術ですが、かなり使えます。

なぜなら、プレイヤーにはクセがあり、必ずどちらかが前になっている比率が多くなっています。例えば右足前スタンス70%、左足前スタンス25%、平行スタンス5%みたいな感じで。

このクセを見抜くのが、シングルの組み立てをする上で非常に大切です。

自然とこういうことを考えて戦術を組み立てられるプレイヤーもいますが、決して多くはありません。だからこそ、こういった戦術を考えながらプレイする選手は強いわけです。

日頃考えている戦術が、土壇場の場面で無意識で発揮されることもあります。

日々、戦術を磨いていきましょう。

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  1. hemihedry

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